大地はオレンジのように碧く

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タグ:モロッコ2011 ( 8 ) タグの人気記事

モロッコ最終回

とある午後、

ガイドさんのファミリー所有の果樹園でランチを楽しんでいると

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おもむろに、ミュージシャン登場。

なかなか粋な計らいだわね〜。

と、皆で喜んでいました。

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この楽器の弦はなんとビニールロープ!!

そう、新聞紙をまとめるのに使うアレです。

でも、しっかり音楽を奏でていました。



30分近く、イロイロな曲を披露した後、なにかを私たちに訴えるのですが、言葉が分からないのでこちらとしても何もすることができず、そうこうしているうちに彼は静かに立ち去って行きました。


????

と皆の顔にハテナマーク


ガイドさんに説明を乞うと、

「彼は流しのミュージシャンだよ。観光客がランチを取っているのを発見しやって来たんだよ。
あえて通訳しなかったけど、さっき彼が言っていたのは『すこしでいいからお金くれるとうれしいな』って意味だよ」


ですって。。。



でも、ここ、私有地。

家の人も、ガイドさんも何も言わなかったので、てっきり知り合いかなにかだと思っていました。



空間に対しての所有意識が低い(と思われる)モロッコ。

放牧を生業とするベルベルの人たちにとって

大地は皆の所有物。

厳しい自然に立ち向かって生きるには家族とか自分の所有にこだわって損得勘定でチマチマ生きるより、同じ民族が家族とか知人といった垣根をこえて助け合って行った方が効率的だし安全なのでしょうね。。。


よって

だれだって出入り自由。(なのかどうかは分かりませんが、)

扉や門が開いていれば、確実に家の人ではない方達が自由に出入りしている感じで、家の人もそれをあまり気にしていない様子でした。

田舎のおおらかさもあるのでしょうね。


マラケシュではそうは行きませんもの。。。(ベルベルの人に言わせるとアラブ人は別物らしいけど)



そうそう、ランチの時、お約束のミントティーを振る舞ってもらったのですが。

ミントティーはポットに入っている段階でかなり甘いのですが、

『甘さが足りなかったら砂糖を足してね』

とお家の人の気配りで持って来てくれた角砂糖。


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デカイ!!!
グラスより大きい(笑)

ダイナミックモロッコ、大好きです♬



最後に。。。


あまり見かけなかったけれど、少しだけモロッコのネコ写真

マラケシュの工芸品モールにいたネコさん。
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アルガンオイルの倉庫にいた小ネコさん。
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製作所のお姉さん達が餌をあげてかわいがっている様子でした。



12日間のモロッコの旅。

普通の旅行とは全く違う楽しさと厳しさを体験できた面白い旅でした。

観光目的ではないというのもあって写真は少なめですが。

体に思い出がしっかり刻まれた。そんな感じです。


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次回は普通に可愛い物を探してエキゾチックなメディナを歩くような、四駆に乗ってサハラの夕日を観に行くような、そんな普通でいいからヌルイ旅希望。(ヤッパリ体力系苦手な私。。。)
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by catitude | 2011-10-06 17:48 |

モロッコの扉達

イスラム建築の素晴らしさは世界一ではないでしょうか?

薄暗いスークの路地に面した簡素な入り口の扉から内部に入ること数メートルで光に溢れるアラビア模様の美しいタイルを敷き詰めた中庭。

中庭を取り囲むように配置された部屋には上質なカーペットが敷き詰められ、そこここに美しい手工芸品が飾られている。

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そんなエキゾチックなアラビアンナイトの世界はもちろん大好きだけれど、

アラビアンというだけあってアラブ人の文化。

と、言うことで、今回その類いの発見はほぼ皆無でした。(上の写真は唯一それっぽいマラケシュのホテル)

が、素朴なベルベルの村でひときわ私の目を引いたもの。

それは




ベルベル人の家は扉を開けて中に入ってもゴージャスな中庭も調度品に溢れた客間もありません。

(注:来客を最大限のもてなしで迎える彼らは、お客様が何日でも寛いで滞在できるように広い客間があることが多いのですが、とてもシンプルです。)

扉もお金をかけているって感じのものでは無いのですが、

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何気なく個性を主張している感じが好きです。

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パターンは何種類かあり、色を好みにあわせて選んでいるかんじです。

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もちろんどこの家もカラフルな扉がある訳ではなく、錆び止めを塗っただけの赤茶色の鉄扉っていうのも少なくありませんでした。

中にはおびただしい量のサーディンの缶をハンマーでたたいて平たくし、扉にくまなく貼付けているようなエコのデコレーションをしているものまであってバラエティーはスゴいです。

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ピスタチオグリーンはきっと彼らの好みの色なんんでしょうね。

多分、一番たくさん使われていました。



古い木の扉が飾られていました。

これはかつてお金持ちの家の扉だったのかな??

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手作業が美しい。多分当初は鮮やかな色彩で彩色されていたのでしょうね。



この木の扉があったのはアルガンオイル制作販売所の施設。

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初めて見たアルガンの木。以外に小さいんですね。。

モロッコのごくごく限られた地域にしか生息しないアルガンの木。

オイルはその実30キロ(殻のついた状態)からたった1リットルしか取れないそうです。

美容と健康にいいと知った先進国が市場に介入したせいで価格は跳ね上がり今やかなりの高級品。

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直売所だからそれほど高額じゃなかったけど。。。


昔ながらの制作風景。

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外の硬い殻を割り実を取り出し、さらに中のあるそこそこ固い皮を外し、石臼でゴリゴリ引いて行きます。

食用は実を煎ってからひき、美容用は生の実をひくそうです。

ここは女性の自立を促すセンターでした。

働く女性は皆、離婚した女性だそうです。(注意:全てのオイル製作所がそうだというわけではありません。)


そういえば、女性が賃金労働をしている姿を見たのはここだけでした。
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by catitude | 2011-10-06 00:06 |

モロッコの店先

日本ほど便利な国は世界どこを探しても見つからないと思うのですが、

モロッコも贅沢を言わなければ(←これ大事)案外便利なのかもしれません。

山の中でも、集落のある所には必ずこんな建物が

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近寄ってみると

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万屋さん。


水とかスナックとか電池とかがずらりと並んでいます。

田舎では生鮮品は自給自足だからそれ以外のものが売られているのでしょう。

彼らのシンプルな暮らしだったらこれだけで十分事足りてしまうのです。

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街中でも大体このサイズ。

昭和の駄菓子屋さんみたい。



すこし山を下りて街に入ると生鮮品を売る店もちらほら見かけます。
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黄色いカボチャのような野菜はメロン。果肉は薄い黄緑かかったホワイト。さっぱりしていて爽やかな甘さのある美味しいメロン。

山の麓の村では山の民の衣装が。
街で売ってるジュラバ(ネズミ男の服とそっくり)とは全く違います。
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これはガッツリ観光客用の店

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興味本位で店先を覗くと、

「見るだけ、買わないから!!」

って言っても

「欲しくないからどんなに安くても買わないよ」

って言っても、

「コレ、イクラ ダト オモウ? アンタ ナラ コレニ イクラ ハラウ? カワナクテモ イイ カラ イッテ ミロ」(←注:フランス語)

とシツコクて

「2ユーロくらい?」

って絶対こんな値段では売らないだろうなって値段を適当に言うと

「コレ、(アンモナイトの化石が入った石)14ユーロダ、ワタシ ニ 14ユーロ ハラエ」

って訳の分からないロジックで迫るのでトットと逃げました。(笑)

モロッコは不思議ワールドです。



 
道が無いように見える山の奥の奥までこうして店が有るということは

物資の運搬が可能ということ。

もちろんラバさんたちも現役で頑張っているけれど、

四駆がかなりムリクリな所まで入ってきます。

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四駆は日本車がほとんど。(写真はベンツだけど)

タクシーはオンボロだけれど古いベンツがほとんど。

やはり頑丈で故障が少なく、よって耐久性がいいって証明のように思いました。


しかし、飛び石がスゴい。

大抵の車のフロントガラスは軽く石のあたった跡があります。



飛び石注意の標識。

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逆さまにプリントしちゃったけれど、意味が伝われば問題なし!!


こういう適当さって居心地がいいですよね。
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by catitude | 2011-10-04 17:59 |

モロッコの美味しいもの

今回の旅行でレストランで食事をしたのは最終日の夕食のみ。

モロッコのレストラン情報は皆無ですので、あらかじめお断りしておきます^^

ツアーには専属の調理人が同行します。

ラバ使いと同様、アトラスで生まれ育ったベルベルの人たちです。

フランスや日本ほど役割担当が細かくないので、時にガイドになって私たちと一緒に歩いたり(フランス語は苦手みたいだけれど)ラバの世話をしたりと一人何役もこなします。

私たちとガイド以外のスタッフはいつも先に目的地に到着しテントを張り食事の用意をしてくれます。

だから、私たちは到着したら手を洗ってすぐご飯。(そして昼寝)

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という子供のような10日間。

食材はすべて現地手配。

鶏も羊も生きた状態で購入し、私たちの見えない所で手早く処理して即調理。

羊の屠殺が始まるのをめざとく見つけた彼と一部始終みていたけれど、もの凄くテキパキと処理しててマグロの解体ショーのようでした。


食事風景はこんな感じ。

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真ん中のカーペットがテーブル代わり(もちろん土足厳禁)
その周囲にクッション変わりにマットレスを敷き詰め(このマットレスは夜は寝袋の下に敷きます)て座ります。

電気がないので夜はロウソク。
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時にスタッフのベルベル人達がタンバリンを持って音楽を奏でてくれたり(興が乗ると皆で踊りだしたり)
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まるで大家族の食卓。

食事も大家族使用

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穀類はスムール、お米、パスタと毎回換えて飽きないように工夫してくれていました。

お野菜(ニンジン、カブ、ジャガイモ、茄子、ズッキーニ)の煮込みは必ず出ます。
クミンやカレー、パプリカといったスパイスを上手につかった優しい味で美味しいのですが、
毎回同じ味で途中から拒否反応がでちゃいました。。。(お米にシーチキンのせて食べてました。)


準備に時間がかかるタジンはそうしょっちゅうは頂けなかったけれど、

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やはり美味しい〜〜。(↑見えないけれど野菜の下にはチキンがしっかり入っています)
みんなモリモリ食べてました^^

フランス人、、分かりやすすぎです。

ツブカル山から下山した日、この日でラバ使いと調理担当のスタッフとお別れの晩餐は

結婚式のごちそうという特別なお料理がでました。

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細いパスタにチキンを野菜とオリーブ、レモンのコンフィで煮込んだ料理。

プルーンと一緒に頂きます。
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盛りつけるとこんな感じ。

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美味なり!



ベルベルの人が作ってくれる現地のお料理だけれど、やはりフランス人食習慣にあわせてありました。

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朝の4時に祈りの時間がある彼らは朝ごはん(朝ご飯が2回あるそうです)にとるスムール入りのスープは夜の前菜として毎回登場していました。

そもそも、前菜と主菜というパターンは日本にもモロッコにもないからね。。


あと、こちらのお料理は火を通してあるものが普通。

なにげに後半、生野菜への飢えを感じ始めました。

サラダ大好きフランス人はなおさらだったと思います。

だから、下山直後の昼ご飯に生野菜が出されたときは全員のテンションがスゴかったです。

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普段、おかわりしない私が2回おかわりしちゃうくらい。生野菜ってなんて美味しいの=!!


デザートが無いと食事が終わった気がしないフランス人の為に毎回食後のデザートもありました。

が、

基本フルーツ(メロン、リンゴ、オレンジ)

私はまったくヘッチャラなんだけれど、きっとフランス人達は物足りないはず、、

という事で

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ベニエをオヤツに揚げてくれました。

なんて気が利く、、、まるでお母さん。

「私たち、甘やかされ過ぎよね〜」

なんて言いながら瞬時に完食。


また、ある時には朝食にクレープを焼いてくれたり。(みんなブルターニュ人だからね。)

本当に優しいスタッフ達。

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本当にありがとう〜〜。


マラケシュに到着後、ガイドさん宅で頂いた本格ケーキ

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さすがにオーブンのない山では無理なパティスリーは美味しかったです。
が、文明社会に降りて来たことを感じちょっとサビシイ。。。



そして、モロッコの食で忘れてはならない

ミントティー

目的地の到着した時。食事の前かならす出されました。

もの凄く甘いのだけれど、コレを飲むと瞬時にパワーが復活する魔法の飲み物です。

飲み過ぎて寝付きが悪くなってしまう人続出だったけれど。。(カフェインに弱い人は夜は控えた方が良さそうです。)

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客人へのおもてなしの意味もあるこのミントティー。

高い所から上手に注がれるのを見ているだけで疲れが回復するような気持ちになります。

高い所から注ぐのはお茶の温度を下げる目的の他に新鮮な茶葉を使っていますよってアピールなのだとか(良い茶葉だとキレイにグラスに泡が立つそうです)


モロッコの食事は正直バラエティーが少なくて単調なんだけれど、その土地で取れた食材を感謝して皆で分け合っていただくという食についてとても大切なことを思い出させてくれるものでした。

この国で「食育」なんてものはないのでしょうね。だって必要ないですから。


嬉しいお知らせ〜〜。

ハードなトレッキングとヘルシーな食事のおかげで私の体重は1キロ減。彼にいたっては4.5キロ減!!

いつまで保てるか。。。
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by catitude | 2011-09-30 20:41 |

頑張れ〜〜!!

モロッコにはアラブ人とベルベル人という民族がいます。

宗教も同じだし、顔もよく似ているので個々に判別することは難しいのですが、

都市に暮らすのがアラブ人

山や砂漠に暮らすのがベルベル人

だそうです。

人工的にはベルベル人の方が多いのですが支配階級はアラブ人。

役人はもちろん教師や医者などのインテレクチュアルな職業はアラブ人の独占です。

革命前までは学校でベルベルの言葉を教えることはNG(先生アラブ人だしね)公の場で話すこともNGだったようです。

途中通過した村で出会うベルベルの女性はイスラムなのだけれどカラフルなスカーフで髪の毛は隠しているものの顔出しの人がほとんどなのですが、稀に黒装束で目の所しか出していないような女性に出会います。彼女達は保守派のアラブ人です。


今回は山歩き。もちろんガイド初め現地スタッフは山を知り尽くしたベルベル人。訪れる村は全てベルベルの村といった具合でそんな意味でも普通のモロッコ旅行とは違っていました。


厳しい自然のアトラス。

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文明社会から遠く隔たっているようにみえて、所々にベルベル人の暮らす村が山の斜面にへばりつくように、はたまた緑の渓谷の中にひっそりと点在しています。

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住居は祖末な土レンガまたは石を積み上げて出来たシンプルなもの。

斜面に階段状に作られているので屋根の上は羊の寝床だったりします。

場所にもよると思いますが寝室はオープンエアだったりします。

スタッフのラバ使いの人の中には屋根がある所で眠れないって人もいました。

山の民の主な生業は牧畜です。

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裸のようにみえる大地にも夏の間は家畜がお腹いっぱい食べれるだけの草があるため夏期の3ヶ月は山での放牧が政府から許可されています。

この写真の風景も1ヶ月後には雪が積もり始めるそうです。

私たちが訪れたのは丁度羊飼い達が谷へと下山する時期でした。
山に作られた羊飼いの集落は今頃無人です。

下山前にお洗濯でしょうか?
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集落から少し離れた所に女性と子供の集団が。

200メートルは下にある谷から水を運び、湯をわかし洗濯してました。

私たちはグリップのしっかりとした登山靴を履きながらもえっちらおっちら登る足場の悪い斜面を、彼女達は水を満杯にした10Lボトルを両手にもちながらビニール製のつっかけサンダルでサクサクっと登っていました。

ベルベルの女性は本当に働き者です。



広々とした草原を進んでいた時のこと。

羊の群れは少し前に途切れ、何も無い大地に小さなな影。


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羊だね。

羊はすでにウンザリするほど見ていたのですが、

近づいてみると、、

出産直後のお母さん羊と目も開かない赤ちゃん羊

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お母さんは出産時の血の色がはっきり分かるし赤ちゃんの毛はまだ羊水で濡れています。


メ〜メ〜〜〜。と元気に鳴く赤ちゃん。

ヨロヨロと立ち上がった〜〜!!!

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と思ったら、ペッタンってなっちゃう。(脚の関節がまだ固定していないのか、カワイイへたり込み方)
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がんばれがんばれ!!!


立った〜〜!!!
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この後、しっかりとママのミルクを美味しそうに飲み始めました。

生まれて数分で、誰にも教えられていないのに立ち上がりおっぱいを探す赤ちゃん羊。
生きるための最低限且つ必須な情報ってDNAに組み込まれているんだな〜って不思議な気持ちで見ていました。

自然界で生きるっていうことはとてもとてもシンプルで、本能によって行動するのが正解なのかもしれません。

文明が過度に発達した社会で暮らしていると、その大切な生きる為の本能が退化してしまっている。自分たちが便利に使いこなしていると思っている文明の利器に実は支配されて暮らしていて、その支配から解き放たれることがもはや出来なくなっている。
そんな気がしてなりませんでした。
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by catitude | 2011-09-29 20:04 |

アトラス 山越え谷越え

少し前から日本では「山Girl」という言葉が軽くはやっているようですね。

モロッコ登山の事を日本人の友人に話すと

『catitude、山ガールデビューね〜』

などど言われたりしたのでネット検索したみたら

彼女達のカワイイ登山ファッションが紹介されていたりしてなんか健康的で可愛いイメージでした。
やっぱり日本の女子は小キレイでカワイイ。。


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フランスでは日本以上に登山の愛好家が多く、また、かなり本格的なのですがファッション的にはかなり見劣りがするというか、機能重視というか全く可愛いと感じるものに出会いません。


まぁ、仮にカワイイファッションに身を包んだとしても、過酷な登山の中で「可愛い女子」を保つ自信は限りなくゼロなのだけど。。。


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モロッコ登山、


動物達の横でのテント泊、

家畜の匂いや彼らのウ○コの匂いは案外すぐに慣れたけれど(草食だからそんなに臭くないの。)

もちろんキャンプ場なんかじゃないから背中に石ゴツゴツあたって寝れなかったり、

すぐ横を野犬が走りまくって恐ろしくって寝れなかったり、

テントが45℃傾いちゃうくらいの強風が吹き続けて寝れなかったりとなかなか良質な睡眠が取れないのが辛い所。

(相方曰く、私は信じられないくらい良く寝ていたらしいけれど。。)


なんとかウトウトし始めた夜明けの4時には「アッラー、アクバル〜〜」ってアッザーンが聞こえてくるのとともにすぐ隣で雄鶏が次々と鳴き始めるし、


そうこうしているうちに起床時間の6時がやってくる。(←早起きが何気に一番つらかった)

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一日中、砂埃を浴びて体はジャリジャリなんだけれど、もちろんシャワーなんて浴びれないから、近くを流れる小川、はたまた滝での行水が基本。(水は一見奇麗そうだけれど、正直怖かった。。)

幸いお腹を崩してしまう人が相次ぐ中、私は毎日気持ちよくオープンエアで質の良いウ○コができ、案外ワイルド生活適応できちゃう?って感じだったけれど///(こんな事書いちゃう時点で「可愛い女子」の資格なし!)

こんな状態でなけなしの女子力を保てるほど私は強くはなかった。。。
(もとより女子力が有ったのか事態が疑問視される状態なのか?)


回りに素敵な男子がいたら違っていたのかもしれないけれど、いや、間違いなく違ってた!!(←軽く人のせいにしてみる)


ど、いうわけでかなり早い段階で山ガールから山女への脱却を果たしたのでした。


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今回の登山は平均2000メートル程度の高地を登ったり下ったり、時にヒーヒーいいながら3000メートルを超える峠を越えながら歩く10日間。

峠を越える度に山の色が異なります、

レンガ色だったり、ピスタチオ色だったり、グレーだったり。

毎日違う色の山に出会いました。

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標高3000メートルくらいまでは強い日差しのおかげ(?)で汗ばみますが、乾燥しているので木陰でリュックをおろして風を通すとあっという間に乾いてしまいます。

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「4000メートルを越える登山」と聞いて、酸素は持って行かなくて大丈夫なのだろうか??

って思ったけれど、実際は知らず知らずのうちに体が徐々に高度になれていたのか高山病にかかることはありませんでした。

後半、同行メンバーがやたらとオナラをするようになったので、(彼にいたっては高頻度で)

「嫌だわ〜、慣れて来たとはいえユル過ぎよ〜」


なんて笑っていたのですが、おならが出るのも高山病(と、いうか高所障害)の一つなのですって。

気圧の低下で膨満感が強くなり、腸管内にガスが溜まる為
だそうです、

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ツブカル山への登頂は前日3200メートルにある麓の山小屋近くにテントを張り(山小屋に泊まれると思っていたのでもの凄くガッカリ)明け方4時起き、朝食をとって4時半に出発。

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あたりは真っ暗。頭に付けるタイプのランプ(イメージは炭坑作業者)をつけて歩きます。

薄氷がはるくらいの気温。

朝日がのぼり一部の山の山頂がオレンジに色を変え始めた頃

吹き飛ばされるくらいの強風が山頂方面から吹き付けはじめました。

砂利まじりの砂がまいあがり顔にあたって痛いのだけれど、風が強すぎて声も出ない。息も出来ない。少しでも体を起こすとたちまちバランスを崩し後方に吹き飛ばされる有様。

こんな強風はガイドさんも初めてと驚くくらいの荒れ狂い様でしたが

なんとか5時間かけて(風がなかったら多分半分くらいで行けたと思う)アタック完了。

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やはり、頂点に登るというのは格別の感動がありました。


『いろいろ辛かったけれど、みんなありがと〜』

なんて言い合いながら

なにげにウルウルしているメンバーも多くって(私もちらっともらい泣き)


快適な旅とは言えないけれど、参加できてよかったと心底思ったひと時でした。


今回の旅行。徒歩だったので移動距離は大したこと無かったけれど、足早に風光明媚な観光都市を巡るのとはまたちがった充実感がありました。


これだけ自然に圧倒されることは今までなかったし、

中世から変わらない生活、私たちの価値観からだと「貧しい生活」をおくる山の民の暮らしを目の当たりにしたのも初めてだったし、

一週間まともにシャワーを浴びなくても大したこと無いって感じる自分も発見できたし(フランスに帰ってからはちゃんと入ってますけど。。)


行く前と行った後で自分の中で何かが変化したと感じたのはかなり久しぶりで、それがなにより嬉しかったりしたのでした。
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by catitude | 2011-09-28 22:41 |

ザット渓谷からスタートです。

マラケシュからワルザザード方面に50キロほど行ったところからトレッキングがスタートです。

ザット渓谷(la vallée du Zat)の入り口の街。

マラケシュに住む人たちが週末遊びにくるお出かけスポット。

レストランがひしめきかなりの観光地のようです。

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なにげにプラスチック容器を売る売店が増えて来た。。。(ルルドを思わせる〜〜)

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と、思ったら

天然水が湧き出る泉がありました。

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ガス入りの天然水。少しミネラルが強かったけれど美味しいお水でした。


モロッコは砂漠のイメージがとっても強いけれど、北は地中海、西は大西洋に面していて海の近くは緑が多い国です。

全ての湿気はそびえ立つアトラスに阻まれてしまうためアトラスを超えるとカラカラに大地が乾きますが、アトラスの入り口のこの渓谷にはたくさんのオリーブの木、リンゴの木、イチジクの木、クルミの木を見かけました。

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木登りする子供発見!!

日本でもフランスでも見ないよね〜〜。
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モロッコでは現在道路の建築がスゴい勢いで進んでいるけれど、山間部は車の通れない(って思わせといてもの凄い悪路を四駆が通り抜けてたりするけれど。。。)道が多く、ラバが大活躍の世界です。

力持ちのラバは200キロ近くの荷物を背負って山を器用に上り下りできるので大切な交通手段であり運搬に欠かせない存在です。


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山を歩く旅だったので、あまり人に会うことは無かったけれど、時折ラバに乗ったベルベル人に出会いました。


途中、横切った小さな村。
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焼き物の釜場のようで、そこここに煤けたドーム状の屋根や天日干しするタジン鍋(焼く前の状態)を見かけました。

モロッコらしくない扉。。。(アフリカンだけれど)
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ネコさんも発見♬
山を歩くツアーだった為、ネコを見かけることが多くなかったモロッコでの貴重なネコ写真。
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そこら中でみかけたサボテンの実(figue de Barbarie)

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道ばたや市場でも売っていてフルーツとして食べることができるのですが、、、

もの凄い細かいとげがびっしりで上手に食べないと指はもちろん口のまわり、さらには舌にまでしっかり刺さってチクチク痛いので要注意!!

この日は軽く坂を登ることは有ったけれどかなり緩やかなコースでした。
が、体がまだ慣れて来ていないのに加え気候の変化や寝不足もあり足が棒のように。。。

筋肉の痛みを和らげるクスリをもらって飲みながら(初日からクスリって。。)なんとか日が暮れる前にその日の宿営地についたのでした。
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by catitude | 2011-09-27 22:10 |

久々のモロッコは。

先週金曜日、2度目のモロッコ旅行から帰ってきました。

一度目は1999年夏。前国王が崩御しマラケシュの街から人気が無くなった時。

今回は、一連の中東革命後という、図らずも一国の大きな節目に訪れることとなりました。

なにかの縁を感じずにはいられないこの偶然。




朝の6時、ナント発の飛行機に乗り込み(朝3時起き。。。)

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朝日を空から眺めつつ

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地中海を渡り、景色から緑が無くなり、赤い大地を露にした山脈が続く景色が現れると

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そこはもう、モロッコ。

ナントからナント!(寒っ!)2時間半でマラケシュ空港に到着です。

かなりこじんまりした空港ですが、入り口のアラベスクが美しい。
光に溢れた空港です。

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モロッコ、、

砂漠の国

混沌としたエキゾティックなメディナ(旧市街)

のイメージを追い求めることも可能ではあるけれど。

今回、目指すのは

北アフリカ最高峰のツブカル山(4167m)登頂。

空港を降りるとマラケシュに立ち寄ること無くアトラスを目指します。


とはいえ、街中の風景はやはり人の匂いがして興味深く、途中、所用で立ち寄ったマラケシュ郊外の街の風景。


マラケシュは他の大都市の例に漏れず、郊外へ拡大を続けています。

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空港のすぐ横も既に住宅化が進んでいました。

窓にはめられた鉄製の枠組み。よくよく見るとバラエティが豊かで美しい。

あらっ!!窓から外を眺める女の子と目が合いました。


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モロッコの村を歩くと、どこからとも無く明らかにこちらに話しかけてくる子供の声が聞こえて来ます。でも、あたりをキョロキョロ見渡しても誰もいない。

???って思って声のする方向に注意すると、窓から母親に抱かれた子供のカワイイ顔がこちらを覗いているっていうことがよくありました。

光が強く、それだけ影の濃いモロッコ。外からだと家の中は暗くてほとんど見えません。

女性が表に出ない風習のイスラム。

女性の世界はこの小さな窓から見る風景。行き交う人と眺めて楽しむ事が彼女達の日常なのかもしれません。革命は彼女達の生活に大きな変化をもたらすのかな?


朝8時ごろの風景。

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すでに仕事の風景です。

空港近くでさえ現役でロバやラバが道を行き交う世界ですが、小型バイクも庶民の強い見方なのか街中ではよく見かけます。

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モチロン、何でも直して使うからもの凄い年代物のバイクや自動車、トラックも現役。

黒煙をまき散らしながら頑張ります。

私たちが暮らす世界は「環境保護」が市民レベルにも既に深く根を張りつつありますが、
この国ではまだまだです。

そこら中にペットボトルやプラスチック容器の残骸が落ちています。


トラックの積載も山盛り!!

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相乗りの車も山盛り!!

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とても自由で逞しい。


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空港から10分も車を走らせると、田舎がドドンと広がり始めます。

回りにはアトラスの山並みが見えてきます。

アトラス山脈の渓谷、峠、山間の小さな村を訪ねて歩く10日間のトレッキングの旅が始まります。

そうなんです!

ツブカル山登頂は旅のハイライト。

10日間、ひたすら歩く体力勝負の旅(私、いつから体育会系になったの?)

合計150キロは歩きました。しかも基本、野宿!!(そしてもちろんトイレはオープンエアー、つまり野グソ


初めてだらけの体験で何かが私の中で変化するのか期待ちょっぴり、不安たっぷりの旅の始まり始まり056.gif
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by catitude | 2011-09-26 23:46 |
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