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カテゴリ:映画( 22 )

ちょこっとDujardin

毎日、暗いニュースばかりなのは日本もフランスも同じですが、先週(先々週だった?)はちょっとだけ明るいニュースが。

フランス映画の「The artiste」がアカデミー作品賞を、主演のjean dujardinが男優賞を受賞したというもの。

フランス映画が作品賞と主演男優賞でオスカーを獲得したのは今回が初めてということもあって
フランス人、大喜び。


こっちでは昨年の夏からロードショーされていて、評判もまずまずだったのですがそんな偉業を果たす映画だとは思っていませんでした。


(なんか、政治的な裏があるのでは、、て思ってしまう私はちょっと荒んでるのかも。。)


確かにここ10年あまりのハリウッド映画は映像技術の飛躍的な進歩に乗っかったような作品ばかりで視覚的にはスゴいインパクトなのですが、印象に残るかといえばかなり疑問を感じるものばかり、

ちょっと皆食傷気味の所に白黒の無声映画を投入すれば、そりゃ、ね。。。

そして、フランス映画らしからぬ分かりやすいエンターテーメント。主演のお二人もキュート。

特にデュジャルダンは明るくて気さく、VIPなのにシンプルで気取った理屈っぽい所がないので、アメリカ人にも愛される事間違い無し。


ここまで語っておいて、アレなんですが、

私、この映画まだ観てません。(観に行こうかって話しには時々なるのだけれど、、)


この数年のdujardinは普通の映画にも出演していますが、もともとは、フランス版「お笑いスター誕生」で世に出たコメディアン。

私が知っている彼の主演作品は

「Brice de Nice」
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「OSS117」
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いずれも、かなりのオバカ映画。

「Brise de Nice」はもともと彼の持ちキャラでコメディーショーで人気だったので便乗して映画にしちゃったもの。(結構笑えますが。。。)

「OSS117」はOO7のコメディー。チャリーシーンの「ホットショット」と同じぐらい笑えません。
(作りも安っぽいし、、)


私的には笑いのクオリティーが高いとは言いにくい。

彼も無駄に色男だし(笑)


でも、今までの彼のキャリアのメインといえるショートコント

「Un gars une fille」

は、ホント面白い。

最近知ったばかりなのでYou Tube専門。

カップルの日常をコメディータッチで描いた10分足らずの作品でフランス語初心者でも分かりやすいのも嬉しい。





フランス語わからなくっても、夫婦の会話だから何となく想像できるのでは?

最初のスケッチは、

夫のパソコンで旅行の情報を探そうとする妻、
(慌てる夫)
ページを開くとHなページ
「ネットはボタンぽちっとするだけで変なページにとんじゃうからね」と夫
「でも、私「お気に入り」をクリックしたんだけど」と妻


こんな感じで軽快でクスリとする会話です。




キンセール
旅行口コミ情報
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by catitude | 2012-03-07 23:49 | 映画

テルマ&ルイーズ

昨日、TVで『テルマ&ルイーズ』がやっていました。

最近の映画だとは思っていなかったけれど、20年前の映画って聞いて軽くショックを受けつつ鑑賞しました。

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女二人のクライムロードムービー。

おそらく女性の指示が高いこの映画、私も大好きです。


スーザン・サランドンとジーナ・デイヴィスという一見真逆キャラの女優さん。(実際、映画でもその辺りが強調されています)

この二人の女優さん、キライっている女性、あんまりいないんじゃないかな?


サバサバしてカッコいい系のルイーズ(スーザン・サランドン)が見せるとても繊細で脆い一面にホロッとなったり、

フェミニンでノウテンキなテルマ(ジーナ・デイヴィス)の土壇場でみせる男気にうっとりしたり。
(フワフワとした外観ですがジーナ・デイヴィスはハリウッド屈指のIQの持ち主なんですって)


悲しいけれど、美しいラストシーンがあまりにも有名。

若き日のブラピが見れるというおまけ付き。(筋肉モリモリだけど、線が細い〜。)

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この映画、背景にあるのは、世間が完璧な男社会で女性はその付属品(若しくは性の対象でしかない)というリアルな社会。

普通に暮らしていると、男性はもちろん女性もあまりそのことに気がついていないけれど、
性差別はそこら中に存在しています。

いかに女性が抑圧されているのか、そのあたりが重すぎず、軽すぎず、いいさじ加減で織り込まれていて、だんだんと彼女達の行き場の無い感覚に共感できるようになってきて、

そんな社会に見切りを付けた彼女達の潔いラストが心にしみるんですよね。。


ウーマンリブ発祥の地アメリカ、

70年代の国連での女子差別撤廃条約締結

日本でも80年代には男女雇用機会均等法が制定されて、キャリアウーマンなんて言葉が生まれたけれど、

実際は、、、、

この映画が今から20年前に世界に投げかけた

「未だに女性は本当の意味で解放されていないのではないか?」

という問題提起は、いまだなおざりにされたままのような気がしてなりません。


久しぶりに大好きなこの映画を見終わって、興奮冷めやらない私(深夜1時半)

この映画を初めて見る彼に、女性解放のことやら、この二人の女優さんのことやら、リドリースコットのことやら、撮影地のことやら、熱く語っていたのですが、(就職活動のストレスがどうやらたまっていたらしい)

うっかり、

「ブラピはこの頃全然無名で貧乏だったんだけど、この映画でブレイクして今があるのよ。」

と超有名エピソードを披露した所、


『そうだよ!ブラピだって(←彼のブラピ評価は以前からかなり高い)、仕事を得るために飛び込みで「役はありませんか?」って聞いて回っていたからこそ、チャンスを掴むことが出来たんだよ!
catitudeだってそれをやるべきだよ。明日、隣のパン屋に「仕事はありませんか?」って聞いてこないとダメだ!!』



って切り返されました。


そう、その通りなんだけど。。。



なんで、隣のパン屋なのさっ!!!
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by catitude | 2011-10-21 22:43 | 映画

「ショーシャンクの空に」論争

大人になってからは全く読む気にはならないし、今読んで面白いかといえば微妙だけれど、
中高生の頃にブームがきたのに釣られてよく読んでいたのは

英語学習教材、オーソン・ウェルズがナレーターをしているのを売りにしているイングリッシュアドベンチャーの上級編教材「ゲームの達人」でおなじみの(ってピンって来ちゃう人、一定年齢以上よ!)
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シドニー・シェルダン


と、

「スタンド・バイ・ミー」、「ミザリー」などなどハリウッドの申し子のような作家

スティーブン・キング


この2作家の作品でした。


私は海外文学は幼い頃から好きな方でしたが、やはり見たこともない風景を想像できなくて感情移入がしにくかったり、文化的背景が理解できなくて読解に苦しむことは多々あったのですが、この2作家の作品はエンターテイメント性が全面に出ていて(違う趣向のものもあるけれど、大方の作品は)映画を見るようにさらさら読めるのでガツガツ読んでいました。


しかしながら、こうして思い返してみると、キング作品の方が記憶に残っています。(シドニー・シェルダンはほとんどどんな話だったか思い出せない)
作家の力量かもしれないですね。




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よく、映画好きを自称する男子に

「好きな映画は?」

と聞いてみるとかなりの割合で

「ショーシャンクの空に」
があがります。女子からこの映画の名前があがったのを聞いたことがないので面白いなって思っていました。

ちなみに「好きな俳優は?」と尋ねると男子からはデ・ニーロとかアル・パチーノといったゴッドファーザー系列のこれまた女子からの熱烈な支持を耳にしないの俳優の名前があがるので男女の嗜好はやはり違うのねってしみじみします。


「ショーシャンクの空に」はキング作品で高校生の頃に読んで面白かったのを覚えているのですが、淡々とした書かれ方をした短編よりの中編作品だったので映画化の話を聞いた時、意外に思ったものです。

結局この映画は見ないまま現在にいたっていたのですが、

昨日TVで放送していて、「この映画大好き!」っていう自称映画好きの男子が隣にいたので(変な共通点ってあるのね!)
15年の時を経て、初めて鑑賞することとあいなりました。


時差ぼけがまだあるため夕食後はかなり眠くなりがちで、案の定、途中ウトウトしてしまい(フランス語吹き替えだったし。。。)

「こんな良い映画なのに、信じられない!」とぶつぶつ言う声が聞こえては来ましたが、まぁ、楽しめました。

ストーリーを知っていた。プラス原作が嫌いでない場合によくある「映画を見てガッカリ」っていうのが無かったので面白かったということだと思います。

淡白な原作が好きだったので、かなり押さえ気味だったけれど、ハリウッド映画にありがちのついついドラマティックにしてしまうところが残念でした。

ナレーター兼準主役のモーガン・フリーマンってこういう雰囲気のある役とっても上手ですね〜。
そういえば、彼も男子からの指示高い気がします。



観賞後に問題発生。

「これは実話を元にした話だよ! 映画の最初に書かれてたし!」

っって彼が言い張るのです。

「違う、違う!原作にはそんなこと書かれてないんだから映画にそう記載される訳は無い」

というのが私の意見。

「catitudeは寝てたり、トイレに行ったりごそごそしてたから見逃したと思うけれど、絶対書いてあった」

って言い張る彼。

「「どんな絶望的な状況でも希望を失わず、目的を達成すること。夢を実現させることが出来ること」というメッセージが効率よく適切に表現している良質の短編作品だけれど事実ではない」

と私。

ビデオに録画したので「この作品は実話を元にした作品である」と最初に書かれているか後日確認しよう。ということになりました。


ちなみにこの映画、仏題は「les évadés」(脱獄囚達)という、ストーリーにそぐわないタイトルになっています。

ハリソンフォーソの「逃亡者」(フランス語タイトル「le fugitif」は英語タイトルそのまま直訳でオッケー)となんか紛らわしい感じです。
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by catitude | 2011-01-28 19:54 | 映画

バーレスク < Creep

今年初の映画を観てきました。

年末に『ナイト&デイ」(←結局観に行っている。。。)を観に行った時に予告編を観て気になっていた

『バーレスク』を観てきました。

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私は「ウエストサイドストーリー」、「コーラスライン」に始まり、「シカゴ」「レント」「コヨーテアグリー」「ヘドウィック アンド アングリーインチ」といった、アメリカンな歌や踊り満載の映画が何とも言えなく好きです。(歌だけでも可)


この手の映画はストーリーがそこそこあればオッケーでとにかく人間の体がこんなにもしなやかに美しく動くことに、完璧なボディーラインのダンサーの肢体に、こんな細い体のどこからでるのか不思議な声の迫力と表現力にビックリするこの手の映画に強く魅かれてしまうのです。


この「バーレスク」もストーリーは歌と踊りの才能のある主人公(クリスティーナアギレラ)が田舎からショービス界入りを決意しロスに荷物一つで出てきます。そこで偶然入った「バーレスク」というショーバーのショーを観て感激し、ココで働きたいと女主人(シェール)に頼み込みますがあっけなく無視されます。そこを無理矢理ウェートレスとして潜り込み、ダンサーとして採用にこぎ着け、トップダンサー&シンガーになって行く。

と、まぁ、ストーリーの事はあまり触れないで。。。って感じなのですが、

久しぶりに聞くシェールの歌声にゾクッ!!ってしました。
アギレラのパワフルな歌声もすばらしかったし、

観て損は無かったと思います。元気もらえる映画だし。


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それにしても、、、シェールって1946年生まれの64歳って005.gif

もちろん、あちこち手を加えているとは思うけれど、、、若いしお色気もあって(スタイル完璧だし、、、声だって凄くステキ) 長年この世界でトップに君臨してきただけあるオーラを放っていました。

アギレラも若々しくって(っていっても30代、、映画の設定はもっと若いと思うけれど。。。)パワフルでセクシーで。


歌も踊りも「これでもか〜!」ってくらいガンガンくるのですが、後になって、どんな曲があったのかな?って思い出そうとしても、あまり出てこないの。。。


一生懸命思い出そうとすると
Dean Martinの『Sway』が代わりに頭の中でぐるぐる回ってしまう有様。。。

(この曲は「ガウディアフターヌーン」っていう映画で怪しい劇場でうたわれていた歌でその印象とバーレスクのイメージがかぶったと思われます)


で、それ以上に頭の中をヘビーローテーションで回り続けている歌が「ソーシャルネットワーク」という映画の予告編で流れていたRadioheadの『creep』のカバー

久しぶりに聞いて、心を持って行かれてしまったので、もうダメです。

「バーレスク」はとっても楽しめたのですが、余韻はずーっとcreepでした(泣)




ほんと、名曲!!

この曲を聞いていた20代、恋に仕事に自分の未来に自分の居場所に悩んでいた、そんな自分を思い出してキュンとしてしまいました。
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by catitude | 2011-01-07 23:42 | 映画

プチ夜長のDVD鑑賞 『BIG FISH』

秋の夜長。。。にはマダマダほど遠いのですが、

夜、くつろぐ時間が作れるようになったのは間違いなく日が落ちるのが早くなったおかげ。

DVD鑑賞なんか出来ちゃうのもお家大好きな私には嬉しい限り。

昨日観たのは、ティム・バートン監督の

c0170236_18494533.jpg『ビッグフィッシュ』

作品名は記憶のどこかにあったのだけれど(多分ツタヤのサイトで上位ランキングが続いていた)なぜか気にかけることもなく今にいたってしまっていたようです。

ファンタジーはどちらかというとあまり好ではないのだけれど、ティム・バートン監督作品はかなり好きなものが多い私。

あえて不自然、そしてすぐに彼の作品だと分かる独特な風合い。子供の頃に観たドロドロした不思議な夢のような純粋な気味の悪さ、奇妙な清潔感、なのになぜか愛着感がわいてしまう世界。



この作品は始まるとすぐに彼の作品だって分かるのだけれど、ファンタジー半分リアリティー半分の他作品とは明らかに違う作りでした。(原作がすでにあるっていうのも大きいとおもうけれど)

父と息子のお話。拒絶と和解そして継承。

女子には分からない世界ということもあり、私はこの手のストーリーがかなり好きです。

素敵なメッセージがたくさんこもった映画で最後は涙がポロポロ出てしまいました。

普段はあまり涙が出ない方なんだけれど、映画と本にはよく泣かされます。


ティムの作り話(ファンタジー)は全くのフィクションではなく現実とどこかリンクしていて、それを誰かに語るという作業は愛情のあふれる優しいものであり、現実逃避でもなければ、虚栄心の作り出す卑しいものではない。だから私は彼のファンタジーが好きなんだと思います。


画像検索していて、どうしてこの映画がティム・バートンって気がつかなかったのか、観る意欲が出なかったのか、、、ちょっと分かった気がしました。

多分、このポスター(DVDラベル)のせい、

どう見てもベタベタのラブストーリーかお安いファンタジーかって感じだもの。。。

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オリジナルはとってもティム・バートンっぽいですが作品イメージとすこし離れる気が。。。
ストーリの色調は日本版が近いかも。

映画のポスターや邦題ってズバリ作品を一言で表さなければいけないという点でかなり難しいのでしょうね〜。
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by catitude | 2010-09-07 20:46 | 映画

『迷子の大人たち』

本日ポストに入っていたTSUTAYA DISCASのDVDレンタル。

いつ予約したかまったく憶えていないけれど023.gif

『迷子の大人たち』 

というあまりにも胸にズキンとくるタイトルに苦笑い037.gif

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ご覧の通り原題は 『USED PEOPLE』 USED(中古)という言葉の示す通り、主人公(S.マクレーン)は夫に先立たれた50代後半の女性。一緒に暮らす母(80代)の日課は幼友達との口喧嘩(コレが結構笑える)。主人公の二人の娘は共に離婚したシングルマザー(多分30後半-40代前半)とすでにみな若くない人々。


すねに傷の一つや二つ当然持っているし、立ち直ることが出来ない過去の出来事。あまりにも近くに長年いたために見えなくなってしまっていた大切な関係。現状にモヤモヤしたものを感じているのにぬるま湯から出ることが出来ないことから来るイライラ。60年代のユダヤ人のコミュニティーという閉塞感もそんな状態ではやはりストレスフル。


そんなところに現れたのは主人公に23年間片思いし続けてきたイタリア系のこれまた60代と若くない男性(マルチェロ・マストロヤンニ)

彼の出現に初めは混乱や衝突が生じるけれど、次第に今まで家族の中でぐちゃぐちゃに絡まってお互いを傷つけ合っていた糸がほぐれ、それぞれが一歩前に進む小さな勇気を持てるようになるのです。

小さな1歩を踏み出すことがいかに大切か。ラスト、全員の幸せな笑顔を見ると深く納得してしまいます。

象徴するようにラストシーンはアポロ11号の月面着陸のシーンでした。(しかも今、シャトルネタはHOTだわ!003.gif

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That's one small step for man, one giant leap for mankind.
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。


小さな一歩を踏み出す勇気。私に必要なものの全てだわ!勇気をもらいました056.gif


ストーリーはある意味王道な感じだけれど、齢を重ねてもキュートなSマクレーンとMマストロヤンニのシニアなラブストーリーは『恋をする時はいくつになってもドキドキよね~』って爽やかさでかわいらしくてキュンってしてしまいました。
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by catitude | 2010-04-13 00:08 | 映画

最近観た映画もう一本!

先日、夕方までダラダラと一緒にお茶をしてた友人が

『暇だし映画でも行く??』と言い出しました。

私は観たい映画は前もってチェックして見に行くタイプなので、暇だからって映画!、って発想が基本的にないし、映画は人と見に行くより一人で見に行く方が好きなので、正直友人の提案には戸惑いました。

しかも彼女の家でお茶をしていただけなのでなんと、二人ともスッピン!(最近スッピンが多い私023.gif

かなり抵抗があったのですが、逆にスッピンのいい年した女子が行ける所ってよく考えると映画館くらいしかないよね~。048.gif


急いで近くの映画館で8時以降(ご飯を食べるとそのくらいになってしまうし、レイトショーは¥1000だし)の上映を確認して観にいったのが


『インビクタス』 
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全国ロードショー中のクリント・イーストウッド作品です。

舞台は南アフリカ。

主人公はアパルトヘイト廃止後、初めての選挙で大統領になったばかりのネルソン・マンデラ氏。
1995年、自国開催のラグビーワールドカップを新しい南アフリカを世界にアピールすると共に、憎しみあっていた黒人と白人の融合と自信を失っている国民が誇りを取り戻すチャンスにしようと考え実行するストーリー。

もちろん実話。(私は実話ベースの作品やドキュメンタリー映画が好きみたい・・・016.gif



イーストウッド作品には珍しく(?)とっても気持ちのいいハッピーエンドでした。
ほとんど事前の情報がなく観にいったけれど、思いがけず面白い映画でした。001.gif


やはり実話ってストレートに心に響きます。

イーストウッドの作品は必要以上に人間を美化せず悩みや矛盾を持った弱さをもった存在だという描き方をします。
同時に何かの信念のもととても強くなることも出来るということもこの作品ではとっても美しく描いていました。


それにしても、マンデラ氏のリーダーシップって凄いと思いました。


自らが規範を示すこと。

  肌の色で差別され、虐げられていた続けてきた人々の怒り、復讐心を理解しながら、(実際彼は30年近く牢獄で過ごしている) かつての敵を許し、一つの国家の元協力することを第一としたこと。


国民の一番必要としていることを正確に理解し、対処療法ではなく根本を改善しようとすること。
  経済問題、失業問題、治安問題、国際問題、全てが深刻な状態の中、今、そして根本的に国民が欲しているものがなにか、どうすればその要求を満たすことが出来るのかを的確に把握し、改善する能力


国民の持っている能力を最大に発揮させるため、モチベーションをあげるよう仕向けること

 誰もが期待していなかったラグビーナショナルチームの活躍はマンデラ氏が彼らのモチベーションを上げることが出来たからこそ実現したものだし・・・




もちろん彼が大統領になったって、全ての問題が解決するわけではないし、あれから15年たった今だって南アフリカはまだまだ貧困や暴力の連鎖が続いています。

でも、あのワールドカップで肌の色関係なく国民が一つのチームを応援し、自分達の国を誇りに思えるようになったことは本当に凄いと思いました。


国政も企業の経営もリーダーシップがいかに大切なのか、語りつくされた感はあるけれど妙に納得してしまいました。 日本のリーダーももっとかんばって欲しいです。
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by catitude | 2010-03-09 22:17 | 映画

マザーテレサ映画祭

時間があるので映画も時々見に行きます。

先日はマザーテレサ映画祭を見に行きました。

マザー・テレサ生誕100年を記念し、数本のドキュメンタリーフィルムを公開するもので、
1時間程度のフィルムに彼女の活動やインタビューが収められています。

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マザーテレサ、彼女がどこで何を行ってきたのかを知らない人なんてまずいないと思うし、1997年に亡くなった時の葬儀の映像はなんとなく記憶残っている人も多いと思います。


フィルムを見て、今まで私が彼女に抱いていたイメージよりもはるかに力強くてユーモアがあって現実的であったことに驚きました。


フィルムに収められているマザーテレサは70才~80才。(フィルムは数本上映されていて時代が微妙に異なるため)充分に高齢なんですが、歩く速度はかなり早く力強いのが印象的でした。判断力・行動力ともに迅速です。時には自ら戦地の病院へ車を手配して乗り込み、そこに取り残された人々を自らの手で抱きかかえて救助したりもします。そんな姿を見ると、この小さな体のどこからそんなパワーが出てくるのか不思議でなりません。


また、有名な「死を待つ人達の家」のほかにも、彼女の修道会は捨てられた子供やらい病患者、元売春婦など社会的弱者を助けるための施設を沢山持っています。そこでは社会復帰のプログラムが実施されていました。自立するには現金収入、最低限度の教育は当然必要です。宗教の絵空事を唱えてばかりの宗教家とことなり彼女の支援はとても現実的で愛情のこもったものでした。


一番印象的だったのが、彼女のユーモアのセンスです。彼女の周りは常に笑顔にあふれていました。
それが過酷な環境、苛酷な精神・肉体状態であってもです。
並大抵のことでは出来ることではありません。


月並みですが、本当の強さ、精神の美しさを前には感動するしか無かったです。



あと、個人的にインパクトがあったのが、彼女が38歳まで、普通の修道女であったということ。インドへは修道会から派遣され、キリスト教系高等学校で教鞭をとっていた特に目立つことのない人だったそうです。

神の啓示をうけ、所属していた修道会を脱会し「神の愛の宣教者会」を設立したのが彼女が40歳の時。かつての教え子10人だけの修道会。 ≪貧しい人の中でももっとも貧しい人のために尽くす≫ という強い意志のほかには何も所有していませんでした。


38歳で自分のすべき道を見つけ人生を賭す事ができる!

自分に当てはめるのはあまりにもおこがましいですが何をするにも「遅すぎる」ってことはない事実を具体的に示してもらったようでとても晴れやかな気持ちになりました。



最後に彼女の残した言葉を少し。。。


大切なのは、

どれだけたくさんのことをしたかではなく、

どれだけ心をこめたかです


このメッセージはフィルムの中で何度も繰り返し使われていました。


大きなことをできる人たちはたくさんいます。でも、小さなことを大切にしようとする人は、ほんの一握りしかいないのです。

わたしたちはよく小さなことをおろそかにしてしまうのです。


メッセージに一貫した強いものを感じます。名言を残す人は沢山いるけれど、「私はこう見られたい!」という自己顕示欲を感じるものは少なくありません。大抵そういう人は時代が変わるとメッセージの軸がずれています。(権力を手に入れたとき、有名になった時など特に)

映画には出てこなかったけれど私が感動したのがコレ!

人々は、理性を失い、非論理的で自己中心的です。

それでも彼らを愛しなさい。

もし、いいことをすれば、人々は自分勝手だとか、何か隠された動機があるはずだ、と非難します。

それでもいい行いをしなさい。

もし、あなたが成功すれば、不実な友と、ほんとうの敵を得てしまうことでしょう。

それでも成功しなさい。

あなたがした、いい行いは、明日には忘れられます。

それでもいい行いをしなさい。

誠実さと親しみやすさは、あなたを容易に傷つけます。

それでも誠実で親しみやすくありなさい。

あなたが歳月を費やして建てた(完成した)物が、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。

それでも建て(完成し)なさい。

ほんとうに助けが必要な人々ですが、彼らを助けたら、彼らに襲われてしまうかもしれません。

それでも彼らを助けなさい。

持っている一番いいものを分け与えると、自分はひどい目にあうかもしれません。

それでも一番いいものを分け与えなさい。



人生で起る全てのことを受け入れなさい。そして常に正しい行いをしなさい。という強いメッセージを感じます。コレを実践することはとてもと~~っても大変なことで、「言うのは簡単だけど///」って思ってしまうところですが、彼女が言うと説得力があります。なんていったって実践してきているのですから!
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by catitude | 2010-03-08 18:04 | 映画

catitude的 号泣MOVIEs

人前で涙を流すことは皆無に等しい私ですが、
映画を観て泣いてしまうことは結構あります。
涙ぐむ程度で済むものがたいていですが、中には涙が滝のように出てしまうものがあります。

私にとっての号泣MOVIEをご紹介~。061.gif(年代順です)


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『二十四の瞳』 (1954 日本) 

戦争物ですね。。。日本のお話なので時代こそ違えど感情移入はすんなりです。
最後、同窓会で目の見えなくなった生徒の一人が、集合写真を指でなぞりながら「だれだれはこんな顔をしてて、、」ってまるで見えているかのように話すシーン。何年経っても色あせない幸せな日々があればどんなにつらい現実にでも立ち向かうことができるのね。。。うっ・・・書きながら画面がぼやけてきた・・・

やはり1954年版の高峰秀子が出ているのが一番です!

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『さよなら子ども達』 (1988 フランス) 

 第二次世界大戦下のフランスの寄宿舎を舞台にしたお話。とくれば、少年の友情・人間味あふれる教師・そしてナチスによるユダヤ人迫害の3点セットがもれなくついてきます。
ってところはその通りなんですが、抑制の効いた、でも職人技としか言いようの無い巧みな脚本と演出はクライマックスで見るものの心を丸裸にさせ、涙腺は大解放!
神父の最後のセリフがそのままタイトルになっています。ベネチア映画祭金獅子賞受賞作品

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『ニューシネマパラダイス』 (1989 イタリア)  

あまりにもベタなので恥ずかしいですが、やはりあのラストはほぼ条件反射で泣いてしまいます。
作品自体はとりたてて何がいいの?って感じだけれど音楽と美しいシチリアの景色。ラストうまいですね~。やられた!って感じ。アカデミー外国語映画賞受賞作品

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『覇王別記』 (1993 中国・香港) 

激動の近代中国を舞台にした美しく、激しく、悲しいお話。悲恋ってやはり泣けます。レスリー・チャンがいたからこそあの作品が出来たとしか思えないほどはまり役でした。パルムドール受賞作品

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『秘密と嘘』 (1996 イギリス)  

あの温かいラストシーンは大好き。泣くシーン(映画)ではないのだけど私は泣きます。毎回!有名な俳優が出ているわけでもないのにすべての役者が本当に最高でした。 イギリスの映画って私の中ではダークホース的存在かも。(でも最近のケン・ローチは少し苦手・・)
マイク・リーの作品って普通の人を普通に描いているのに、ものすごく温かい気持ちになる映画ばかり。パルムドール受賞作品

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『ダンサー イン ザ ダーク』 (2000 デンマーク)    

無慈悲な世界と温かい人間性の対比。過酷な現実と夢の世界の対比が鮮明に描かれていて本当にすばらしい作品でした。ミュージカルという大衆娯楽的なカテゴリーを社会と人間愛を掘り下げるヒューマンドラマへと大きく昇華させたといっていい作品だと思います。
とにかく死刑台に連れて行かれ死刑が執行されるまでのビョークを初め全員の演技がすごくって、映画館で「もう!止めて~~!」って叫びたくなるくらい怖かったの。気がついたら大泣きでした。
『デッドマンウォーキング』も凄かったけど死刑について本気で考えた一本でもあります。あまりにも苦しくなるので怖くって劇場で1度観たきりです。パルムドール受賞作品


思いつくのはこの5作品。 すべて製作国が違うって037.gif(笑) しかもアメリカからのエントリーはなし・・・005.gif 意図しているわけでなく本当に偶然。。。


そこに新たにアメリカからのエントリーが!!024.gif


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『遠い空の向こうに』 (1999年 アメリカ)

いつもの通りTSUTAYAのレンタルシステムで届いたので、「これ、何だったっけ??039.gif そうか!ジェイク・ジレンホールが出てるから予約したんだ。」

てな 具合で予備知識ゼロで観たんですが、と~~っても良かったです。


1957年 アメリカ ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱町が舞台のお話。(実話がベースです)

時代は米ソの冷戦時代。その象徴が核兵器開発と宇宙開発。
ソ連の人工衛星スプートニクを見た高校生のホーマー(19歳のジェイクが演じています。超カワイイ016.gif)は

「ロケットを作りたい!」
って夢を抱きます。

彼の暮らす街は炭鉱の街。父親は生粋の炭鉱マン。厄介なぐらい頑固親父ですが、正義感が強く、公正で何より炭鉱堀の仕事に誇りを持っています。

息子も当然高校卒業後は炭鉱で働くのが当然であり幸せだと信じていますから、ロケットに夢中になるホーマーとの間には葛藤が。。。

炭鉱の街のお話って、貧しいけれど暖かい人々、頑固な親父、夢見てひたむきに努力する青少年 って言うのがセットになっていますね・・・
『リトル・ダンサー』 『ブラス!』 『フラガール』がまさにそう。。 青少年は出てこないけど 『フル・モンティ』も炭鉱の街の話ですね。
しかも実話が元になっているハートウォーミングなお話しが多いです。 この作品もその通り!

夢に向かってひたむきに努力を重ねるホーマーと友人達の爽やかさ、彼らを後押しする教師を初めとする街の人々そして家族の温かさ。
初めは誰からも相手にされないけれど、真直ぐに夢に向かう姿に町全体が応援モードになっていく様に涙が滲み始め
ラストに向かっていくにしたがって涙が止まらなくなり、最後は画面がぼやけてしまって・・・


ご贔屓のジェイクの演技は爽やかでステキでした。 でも父親役のクリス・クーパーなくしてこの感動は無かったと断言してもいい位のすばらしい演技。

特に、ホーマーが父親を受け入れたことを懸命に伝えるセリフ(このセリフ本当にいいです。)


I mean, we don't see eye to eye on just about anything.
But I come to believe that Igot it in me to be something in this world.
And it's not because I'm so different from you either,
It's 'cause I'm the same.
I can be just as hardheaded and just as tough.
I only hope Ican be as good a man as you are.
I mean, sure, Dr.von Braun is a great scientist, but he isn't my hero.

オレと親父はすべてにおいて正反対さ、
だけど、オレは親父とは別の世界でスゴイヤツになれるって思うんだ。
それって、親父と違っているからじゃあなくって似ているからなんだよ。
同じくらい頑固者ってところがね!
オレは親父みたいにいい人間になりたいと心から思っているよ。
つまり何が言いたいかって、Von Braun博士は偉大な科学者だけどオレのヒーローじゃあないよ
。(←憧れの科学者との対面をホーマーが果たしたことを父親が「ヒーローに会ったんだって?」って言ったのを受けてのセリフ。オレのヒーローは親父だと言いたいのがよーく伝わってきます。)

を聞いた後、クーパーが炭鉱に下りていく時に見せる表情が最高で・・・

この話はアメリカの教科書にも掲載されているくらい、とっても古き善きアメリカのお話。 主人公はNASAの技術者になるんだからまさにアメリカンドリーム!温かい気持ちになります。

過去の私的泣ける映画殿堂入りの6作品は、チョット癖があるというか、好き嫌いが出てしまう作品なんですが、さすがハリウッド!『遠い空の向こうに』は号泣度は個人差がるとおもいますが、万人ウケする(嫌な言い方だけど。。。)気持ちのいい作品なのでおすすめです。

皆さんにも号泣MOVIEってありますか??
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by catitude | 2009-11-12 15:21 | 映画

『エル・カンタンテ』 観てきました

やっと名古屋で公開が始まった『クララ・シューマン』を観に行ったのですが、

なんと上映時間に間に合わず(←アホ!)その15分後に上映だった『エル・カンタンテ』を観ました。

c0170236_12293195.jpg
この映画も予告編を観ていて気になっていたし、正直劇場でポスターを観た時、ラテン好きの私のなかで『クララ・シューマン』より観たい度が高くなった次第なので、丁度よかったのかも。

70年代NYにサルサ旋風を巻き起こしたプエルトリコ出身の歌手エクトル・ラヴォーを描いた作品です。
スターの栄光と転落、ドラッグetc. フィクションではないのでストーリーは典型的な・・・・ですが、音楽がもう、たまりません。 エクトルを演じたマーク・アンソニーの歌声とラテンの金管楽器と打楽器の放つエネルギーの塊のような音楽に鳥肌が立ちっぱなしでした。060.gif

c0170236_12492940.jpgまた、ジェニファー・ロペスのファッションがどれも華やかでステキなんです。お金持ちになってからもその前も関係なく、ヘアスタイル・アクセサリー・服・靴・メイク 完璧に女力が前面にでていて、まねできるものならまねしたいってものばかり(でも体のボリュームがないのでまず無理な感じのファッション・・・)


ラテンが前面に出たときのジェニファー・ロペスってびっくりするくらいキレイ! 
c0170236_1250968.jpg



当分、私の中でラテンミュージックがブームになる予感001.gif


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by catitude | 2009-08-30 12:58 | 映画
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