大地はオレンジのように碧く

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カテゴリ:書籍( 15 )

久々の読書

早いもので、結婚してから2ヶ月もたってしまいました。

7月末で期限の切れる学生ビザを配偶者ビザに切り替える手続き、自動車免許の変更、銀行口座の解約と開設、失業者登録、などなど

必要と思われる手続きはだいたい終わりました。

今は就職に向け活動中です。

とはいえ、やはり時間はかなりある。。。

ってことで、念願の図書館カードを作成しました。(有料!!20ユーロ年会費って、、涙)

本当に10冊くらいですが、日本の小説もあって

「ダメダメ、フランス語の本を読んでレベル向上に勤めなければ!!!」

って思うのですが、日本の活字に飢えていて

飢えすぎていて、図書館全ての日本語の本を三日三晩寝ずに読み続けることもできるくらいなのだけれど、

「一気に読んだら後がなくなる!!」

と、自分を戒め、ちょこちょこと借りては読んでます。(借りた瞬間に読破しちゃうので、図書館で読んでもいいような気がしてきてるけど。。。)


記念すべき第1冊目は

まずは準備運動を兼ねて短編集から

桐野夏生 『ジオラマ』

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もの凄い勢いで読んでしまったのは、飢えのせいもあるけれど、日常生活の中の一瞬で消えるけれど鼻の奥に残る悪臭を集めたような彼女の作品の毒性がなんとも心地よかったからです。

人は人と関わって暮らしています。
肉親だったり、夫婦だったり、クライアントだったり、

それぞれの関係の表面に見えているのは、理想とする形。

幸せな家庭、充実した仕事、などなど

理想とする形とは、社会の目に映るあるべき姿。モラル、形式、見栄、

でもその姿を鏡に映してみると、どこか歪んでいて、

おそるおそる覗いてみると、本当の姿が見えてくる。

歪んでいて、醜くて、臭くて、そして暗い。

不気味だけれど、なぜか落ち着く姿。

その姿に嵌ってしまったら、抜け出ることが出来ない闇。

そんな闇を見事に浮かび上がらせるのは桐野氏の十八番ですね。。

私はたぶんキレイ好きで、美しい物や気持ちのいい事は大好きだけれど、日常の小さな澱みや人の暗部を突きつけられると、そこに途方も無い魅力を感じてしまうのは、自分の本能にはとても原始的で残酷でドロドロしたものがあることを微妙な喜びをもって再確認してしまいました。



さすがにドロドロ系を読みあさるほど病んではいないので、

気持ちがいいお話を、と思い、

小川洋子 『博士の愛した数式』

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以前、『薬指の標本』という彼女の作品を読んだことがあり、結構好きな系統だったので映画化されたこの作品は気になっていました。

『薬指の標本』も『博士の愛した数式』も記憶がキーワードです。

前者は『記憶を保存するということ』後者は『記憶が保存できないということ』

同じ材料でも、後味が全く違っています。

『薬指の標本』は標本と聞いて連想するあの湿気と薄暗さ、カビの生えたような匂い。
カビの胞子のように微細だけれど、自分の一部となっている思い出のかけらが発するノスタルジー。

とても感覚的な作品でフランスで映画化されると聞いたときも、「ヒットしないこと間違い無しだけれど、いかにもフランス人の好きそうな感じ」って思ったものです。

『博士の愛した数式』の方は柔らかな優しい愛情に満ちた爽やかさに満ちていて、繊細なレースを通した柔らかい光を感じるものでした。

最後、目頭が熱くなってしまいました。

映画も良い役者さん達が演じているからきっと素敵な映画なんだろうなって思いました。


この1年、なんだかんだと落ち着かない日々で久しぶりの読書。

やっぱり読書っていいですね〜〜。
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by catitude | 2011-08-26 23:01 | 書籍

私のお気に入りの雑誌。

long long time ago、そう、私がまだ思春期真っ盛りの頃。

雑誌oliveを愛読し、単館上映系のヨーロッパ映画の味わいに目覚めた頃。

あの頃は間違いなくフランスブームだったのではないでしょうか?

おそらく「太陽がいっぱい」「冒険者達」でアラン・ドロンに魅了されたフレンチブーム第一世代の人たちがマスコミの第一線で活躍し、モードを作っていた時代なんでしょうね。

雑誌 marie clair、elle、figaroといったフランス女性誌の日本版が次々創刊され、『外国=アメリカ』だった単純な私思考回路に突如としてヨーロッパ的洗練を見せ付けられた衝撃と憧れは現在の私の嗜好にもかなりの影響を与えています。


特に私が好きで、いまだに特集が気に入れば購入する雑誌は

やはりFigaro
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初めてフランスに行ったときも、長期滞在でフランスにいた時もFigaroの切抜きを持っていったっけ・・・懐かしい~。001.gif

フィガロに掲載されているお店はかなり高級店、高級ホテルが多いので実際はあまり役には立たなかったのですが・・・。そうと分かっていながらも手を伸ばさずにはいられない写真・記事の魅力は私にとってはやはり別格です。


figaroと同じ出版社から出ているpenという雑誌も最近けっこうな頻度で購入しているお気に入りです。(注;男性誌です)

newsweekもよく購入するので阪急コミュニケーションズの株でも買おうかしら・・・。


本日、最新号のpenをコンビニで購入してきました。

最新号の特集は

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「神社とは何か?お寺とは何か?」

男性誌だけあってかなりのウンチクで埋め尽くされていますが、コレがまた私の好み。003.gif

女性誌的によくある、近くのオシャレカフェとか縁結び&パワースポットといったウザイ私には必要のない情報にページが割かれないのも嬉しい限り。


雑誌が厳選した日本各地の神社仏閣の記事もかなり硬質で面白く、「日本にはまだまだ私の知らない美しくて歴史の古いところが沢山あるんだな~」って改めて気がつきます。


ホント、私は日本人なのに実は日本のことってあまり知らない。。。


海外の方と少しつっこんだコミュニケーションをとったことがある人なら、宗教のこと、文化のことを質問されてもきちんと答えることが出来なくて当惑した経験ってあるのではないでしょうか?


日本人=日本文化のエキスパートである必要はないのですが、興味のわいたところから少しずつ自国の文化を勉強していくのもいいのかもしれないですね。
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by catitude | 2010-05-04 21:12 | 書籍

『オスカー 天国への旅立ちを知らせる猫』

TVをみないので、何で知ったのか記憶に無いのだけれど、『アメリカの老人認知症のターミナルケアーのホスピスに死期にある患者さんに寄り添う猫がいる』という不思議な話。

日本のTVが取り上げそうな(実際取り上げたみたい・・・)いいお話です。

『オスカー  天国への旅立ちを知らせる猫』
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図書館の新着図書をチェックして発見したので借りてみました。

ホスピスに勤めるドクターが著者です。小説家ではないので非常に読みやすい観察日記風エッセイ。

病院付属の看護リハビリテーション施設にはいろんな高齢の患者さんが通院・入院をされていますが、このオスカーがいる病棟は認知症の末期に近い患者さんが滞在する、つまり最期を迎える場所です。

もちろん認知症は直に死に至る病ではなく、患者さんの多くは認知症を患った状態で高齢により若しくは高齢による病で亡くなるのです。

だから医師や看護士でも正確に死期を予測することは難しく
『今、安定していますから一旦帰られてシャワーを浴びてこられてはいかがですか?』
と看護師が薦めるので帰宅した直後
『急変しました』って連絡があったなんて話は日本でも聞く話。

ところが、このオスカーが自らよりそう患者さんは皆、亡くなる直前の方ばかり。


こんな話を聞くと

『まるで、死神みたい!家族の方はこの猫がベットに昇ってきたのをみたらさぞかしショックなのでは!008.gif
って思う方も多いと思います。


でも静かに隣で寝息を立てる温かくて小さな生き物に寄り添われるってとっても安心できるのではないでしょうか?これ以上の癒しはないと私は確信しています!


『死』は誰にでも訪れるものだけれどやはり自分がそれに直面したらやはり恐ろしいと思うだろうし、家族も悲しみ、後悔、不安、喪失感・・・沢山の感情が押し寄せてきて取り乱してしまうのが普通。

でも、そんな時、穏やかに見守る猫から『ちゃんと見届けてあげるから安心して』ってメッセージを感じ『死』は自然なことであって恐れなくてもいいんだ!って救われた気持ちになるのではないでしょうか?


それにしても不思議な能力です。

死期に近い人が独特な匂いを発すると聞きますが、嗅覚なら猫より犬のほうが桁違いに良いし、医師や看護士の行動パターンを読んでるのでは?とも思うけれど医師の判断と逆の場合もある。(で、オスカーが正しい)


私は、オスカーは人の魂からのメッセージを感じることができるのではないかと思います。


オスカーの訪問を受けるかなり前から、その患者さんは家族のことも分からない状態です。

脳が徐々に機能を失うこの病は、その人の記憶を奪い、おかしな行動をとらせ、まるで病気にかかる前とは別人のようにしてしまいます。でも私はその人の魂は変わらずその体にあるような気がしてなりません。たとえ魂のいれものに過ぎない体、心が病気で変わってしまっても。

猫大好きなので手に取った本でしたが、それ以上に認知症という病やターミナルケアについて考えることが出来ました。

しかも、このオスカー、横顔(とくに額から鼻筋にかけてのライン)、眼差しや雰囲気がヒロシにとってもよく似ているんです!

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この写真なんて毛の長さや色が少々違うけれどものすごく似ていて・・・

久しぶりにヒロシを思い出して涙してしまいました。もう2年以上たつのにね~。


この本、章の始めに猫に関する格言・名言が載っていて面白かったのでいくつか紹介します。


・猫を愛する以上の贈り物があるだろうか。(チャールズ・ディケンズ)

・猫は心地よさの鑑定家だ。(ジェイムス・ヘリオット)

・ネコと過ごす時間は浪費にあらず。(コレット)

・犬には飼い主がいる。ネコには使用人がいる。

・誰もいない家に帰るのと、猫がいる家に帰るのとではまったく話が違う。

・ごくごく小さな猫こそ、傑作だ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

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by catitude | 2010-04-14 20:22 | 書籍

晴読雨読

先日母から

『素朴な疑問なんだけど・・・』

って前置きの後

『いったい、あなた毎日なにして過ごしてるの??』

って真顔で聞かれました。026.gif026.gif026.gif


まぁ、不思議にも思うわね~。 私も不思議だもん!


毎日将来のことを悩んだってしかたないし、(あっ! もちろん就職活動準備もボツボツしてます)
といって遊び歩いて毎日を生きるキリギリスタイプでもないからな~


一つ言えるのが

本を読んでるって事かな・・・


図書館の利用を始めたので、失敗を恐れずにどんどん読んでいけるっていうのが気が楽で気がつけば2月に読んだ本は19冊でした。(雑誌や必要なところだけ目を通した本を入れると30~40冊になると思う。まぁ、雑誌を読書の数には入れないと思うけど・・・)

仕事をしているときも、平均月間で7.8冊は読んでいたけど15冊を超えることはなかなか無かったのでかなり読んだ方ではないかな~。

いくつか面白かった本を紹介します


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 『時のかさなり』  

ナンシー ヒューストン著  
新潮クレストブックス

ある家族を4世代にわたって描いた小説です。

一つの章の主人公はいつもその一家の6歳の子供で全て一人称で書かれています。つまり子供の視点で物語が語られています。


第1章は 2004年 テロとの戦いを唱えるブッシュ政権下のアメリカ

第2章は 1982年 レバノン侵攻前夜のイスラエル

第3章は 1962年 カナダ トロント

第4章は 1944年 ドイツ

時代が逆行する仕組みです。

1章の主人公のひいおばあさんが4章の主人公。物語の中心なのですがそれを感じることはなく、それぞれの時代で少しずつ彼女の秘密が明らかになっていくとても興味深いプロットです。

物語の舞台を見れば、ユダヤ人の話じゃない??って普通感ずいてしまうと思います。もちろん正解ですが、それだけじゃないです。

また、家族について、特に6歳の子供と母親の関係についてとても繊細に書かれていてありきたりの家族描写とは異なるところがとってもすばらしくって、引き込まれます。

新潮クレストブックスは私にとってハズレが無いシリーズです!


たまたま、この本を読む前にこんな本を読んでいました。おかげで非常に話の背景が分かりやすかったです。

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 『パレスチナ』 

広河 隆一著 岩波新書


パレスチナ問題ってとにかく複雑。

歴史、民族、国際社会の駆け引き、裏も表もそのまた裏もありすぎて・・・しかも山のようにパレスチナ・イスラエルの問題をテーマにした本が出ているけれど、イスラエルよりかパレスチナよりかで意見がかなり異なるので(ほとんど真逆なくらい!)何を信じていいのか難しい。

そんなパレスチナ事情の情報難民になった方(すごくニッチだけど・・・) いったん基本に戻る感じで読むと分かりやすいです。もちろん題名から分かるとおり、対イスラエルに関してはパレスチナよりの意見が多いです。

実際、重要人物にもインタビューしていてポイントを抑えたコメントも紹介されているし、歴史的・学術的な背景もきちんとしているのでかなり読み応えあります。



ルポルタージュといえば、

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 『アフリカを食い荒らす中国』 

セルジュ・ミシェル著 河出書房新社


面白かったです。著者はフランスのル・モンド紙の西アフリカ特派員

取材量がとにかくスゴイ、もちろん重要人物のインタビューもかなり執念深く、時には外堀から崩すように証拠を固めていくような手法はこれぞルポ!って感じ。


今、アフリカで何がおこっているか? 中国はこの先どのように世界を制していこうとしているのか?そのとき先進国とはどのように均衡を保っていくのか?

資源の宝庫アフリカ大陸、日本ではほとんど話題にならないけど、実は凄いことになっているって驚かされる1冊。

でも、この邦題、いったい誰がつけたの!ってくらいひどいです。

原題は『la chinafrique』 フランス語です。中国china とアフリカafriqueを合体させた造語です。20世紀中盤のフランスとアフリカの関係を語る際に使われたla francafrique から連想する展開を期待させるとってもいい題名です。(francafrique自体知らない人が多い日本では通じないから仕方ないけれど・・・)

テーマだけはショッキングだけど、確かに現地にも突撃取材らしきことをしているけど包括的なルポになっていないし、自分の危険な現地体験だけを自慢げに著したなんちゃってルポを出しているジャーナリスト!コレをみて勉強してください!(少し前に読んだ『猛毒大国 中国を行く』は正直酷かった!)
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by catitude | 2010-03-07 01:09 | 書籍

『私を離さないで』 カズオ イシグロ著

カズオ・イシグロは私の好きな作家の一人。

中でも 『私を離さないで』 は何回読んでも心がかき乱される作品で大好きです。

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題名があまりにも普通というかそっけない感じなので、どんな話なのか知らずに読み始めると間違いなくショックを受けます。それがこの作品を観賞する醍醐味でもあるので、あらすじをココに記すのは辞めておきますが、

物語はある女性(主人公キャシー・H 31歳)の独白という形式をとり、彼女が子どもの頃から現在に至るまでの回想で埋められています。

友達のこと、先生(?)のことなどがとても落ち着いた語り口でとても理知的に語られていて、一見私たちの人生とそう変わらない日々を過ごしているかのようなのですが、最初の1行目からなんか、少し違和感を覚えます。なにか違う世界の話なのでは??っていうモヤモヤ感を持ちながら読み進めることになるのですが、その事実が分かった時(いきなり明らかになるのではなく少しずつっていうところがこの本の凄いところ)間違いなくショックを受けます。 そして心になにかささった状態のまま読み進めるとラストに行き着く頃にはものすごく太い杭に心を打ち付けられたような気持ちになります。(分かりにくい表現で申し訳ないです)


私は結構、イヤなヤツでネタばれてきなことをよくやってのけるんですが、この作品だけはそれをしてはいけないって自制心が働きます。(読んだ方ならこの気持ち分かっていただけるのでは・・・)

でもこのままでは苦しいので、ちょっとだけネタばれかも知れませんが
私がこの本を手に取るきっかけになったら書評の抜粋を載せます(asahi.com [掲載]2006年05月28[評者]小池昌代(詩人))です。


わたしたちは、何かの目的のために生まれるわけではない。生まれるために生まれ、生きるために生きる。なぜ、生きていくのか、わからないままに、先の見えない暗闇を進んでいく。ある目的のもとに生を受け、役割をはたして死ぬ彼らは、その点で私たちとまったく異なってみえる。だが、どんな圧力が彼らの生を限定し未来を縛ろうとも、命それ自体は、目的など無効にして、ただ生きようとするのだ。生きるために。その矛盾と拮抗(きっこう)がこの小説に、深く大きな悲哀をもたらしている。


なんとこの作品(私も今知ったのですが) キーラ・ナイトレー主演で映画化されるようです。全米公開は来年の予定。映画を見る前に本を読むことをお薦めします!(原作を超える映画はきわめて稀なので・・・)
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by catitude | 2009-08-29 11:15 | 書籍

体調不良とスパイ小説

占いが大好きな私の同僚は口コミ情報を得ると県外だろうが積極的に出かけていきます。

私はというと、少々興味はあるもののあまり気にしないタイプ。雑誌の後ろに載っている占いページも目を通すことは稀なほう。

今日何気なしに先日購入した雑誌の占い欄を見てビックリ!


私の星座×血液型へのアドバイスに


体力低下中。休息を取るべし。

との記載が!


そう。。。偏頭痛を持っているという以外は冬場も風邪さえ引かない健康優良児の私が今週は体調不良で2日もお仕事をお休みしてしまったんです。


特に金曜は下痢・嘔吐が激しく、いつ救急車を呼ぶか悩んだくらい・・・(かなりへタレでした)


土曜は少し持ち直したのと以前からの約束があったのでゆる~く外出していたのですが、やはり無理は利かず本日はかなりぐったり。。。


久しぶりに一日読書していました。


本日読んだ本は

グレアム・グリーン著 『ヒューマンファクター』

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以前、映画化された ル・カレ の『ナイロビの蜂』をアマゾンで購入した際、ついで買いしたものなんですが
むしろこちらのほうが私には面白かった。(ナイロビの蜂も相当面白かったんですが・・・)


グリーンは『第三の男』の作者として有名です。ロケ地参りをするくらいこの映画の大ファンだったんですがそういえばグリーンの作品って読んだことなかったんです!

この『ヒューマンファクター』はスパイ小説の金字塔といわれる作品らしいのですが、ジェームスボンドのようなハラハラドキドキの展開っていう感じではなく、綿密な人物描写と感情表現でじわ=っと緊張感がにじみ出てくる作品です。

ちょっとした表現がときにユーモラスだったり、展開に劇的な変化をもたらしたりと、今まで味わったことのない読書体験でした。何十年前の見知らぬ街、見知らぬ人達が映画のワンシーンのように浮かび上がるってことはありそうでなかなかないことです。


あんな苦しい体調不良はこりごりだけど、休日に読書三昧という過ごし方もいいものだな~なんて思った週末でした。


実はまだ胃の調子がおかしくて、珍しく酒量の少ない週末でもありました。(当たり前だ!)
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by catitude | 2009-07-12 23:49 | 書籍

原作と映画どっちを先に見る?

c0170236_2039883.jpg子どものころお気に入りの漫画がTV放映されるのが嫌でした。

私の中ですでに出来上がっている登場人物の声がイメージと違ってしまうのも嫌だったし、子供向けアニメにありがちな雑な背景描写とか適当な効果音が許せなかった。

c0170236_2039557.jpg多分小さいころから活字が大好きで文章からイメージを膨らませるのが好きだったんだと思います。(って漫画もメインは絵だけど)

まぁ、子どもだったし、毎週TVを観ているうちに慣れていったんですけど・・・

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漫画(紙面のほうね)だから許される過剰な描写やテンションを客観的に観てしまった時、幼いながらに引いてしまったところもあります。




c0170236_2116100.jpg  
映画の場合は原作のシンプルなストーリーを詩的にまとめた 『ショーシャンクの空に』 のような良作もあれば

確かに名演技だとは思うんだけどただの昼メロにしか見えなかった 『マディソン郡の橋』
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原作の叙情的な特徴を見事なまでに無視した 『ラ・マン』


映画にしても本にしても面白いかそうでないかはよっぽどのことが無い限り主観100%なのですが、今のところ原作以上に映画がよかった割合は2割どまりでしょうか・・・。


では逆に、映画が面白かったから原作を読んでみようか!って思ったことは・・・・


記憶にございません=。023.gif 


視覚的なイメージが先にできてしまってからの読書ってとてもキライです。どんなに集中してもすでに作られた映像が浮かんでしまって世界に入り込めないから。


と言うことで、観にいくかどうかは不明ですが先日公開された

 『天使と悪魔』  読みました。

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 『ダビンチ・コード』 の時は映画化云々の前に作品自体がスゴイ話題でしたからものすごく期待して読んだので

あれれ・・・?? って感じでしたが、今回はそれを踏まえ軽~い読み物として取り組んだので特に落胆することもなくさらっと読みました。簡単だから1日かからなかったです。

残念なことに上・中・下の3巻だったのですが上巻が終わることには大体のプロットと犯人が見えてしまったので中巻はまだしも下巻を読んでいるのがつらかった・・・

火サスの豪華版だと思えば楽しめるかな? 


アメリカ人が書くヨーロッパものって深さというかドロドロ感がなくってどうなんだろう?

エーコの 『バラの名前』 とか 『フーコーの振り子』 とかはすごく面白かったのにな~。難解だから少し読むのに時間がかかったけど001.gif

今読みたいのは 『ナイロビの蜂』
この作品は映画も観たいのですが、まずは本です。045.gif
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by catitude | 2009-05-17 21:51 | 書籍

Louise Attaqueって知ってる??

気分があまり乗らなくて、引きこもりたい気分の時、私はやたらと雑誌を購入する傾向があるみたい。

先月はまさにそんな月でした。

で、まともに目を通すのは買ってすぐではなくて少し時間がたってからというのも私のパターンなので今、パラパラと見てます。

先ほど見てたのが

c0170236_22573443.jpg  FIGARO 
マリオンがあんまりにも綺麗で表紙買いしたもの053.gif

TAXIシリーズに出てたときはカワイイ女の子って感じだったけど、最近の彼女の美しさってちょっとスゴイ。
フランス映画の女優さんってイマイチ分からない方でも、今のDiorの広告なら見た事があるのでは??


こんな広告056.gif
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中を見ていくと、大好きなヴァンサン・カッセル様も010.gif

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あ~!!!  005.gif

彼の写真の背景のポスター!

Louise Attaque だ=


CD1枚しか持っていませんが好きなんですよね~。 日本でも手に入るのかな??
次回フランスに行ったら絶対買って帰りたいものの一つが彼らのDCです001.gif



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by catitude | 2009-05-07 23:32 | 書籍

BEAUTY本

本屋さんで私がまず立ち寄らないコーナーの一つに『BEAUTY本』のコーナーがあります。

ダイエット系・ヘアメイク系の実用書やら、女性雑誌掲載のエッセイやら、美女がしたためた美に対するこだわりやメソードが書かれた本など近年このコーナーの拡張が目覚しいのは気がついていましたが、「なんか、それ読んだところでね~。。」 って思っていたのでその手の本を手に取ることは無かったんですが、

先月、捜し求めていた本を見つけたうれしさから、本買いスイッチが入ってしまい普段は絶対買わない雑誌・新書・などなど1万円を越す額の本を購入(反省してます008.gif) その中になんと、私初のBEAUTY本が!

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齊藤 薫著
 『されど“服”で人生は変わる』

雑誌「Style」に連載していたエッセー。


疲れて回転が遅くなった頭には丁度いい読み物でした。毒にもくすりにもならないというか・・・。普通に面白く読めました。


ファッション誌の連載エッセイってそんなものかな。

私は美容院で読む程度だけど、この手の雑誌を購入する時ってなにかしら身に着けるものにヒントや回答が欲しい時なんだろうな。 そんな迷える子羊に先輩からのアドバイスといったものがこのエッセイ。

だから、月に一度買うか買わないかの雑誌で読むには丁度いいけれど、本にするのはどうなのかな=?
全部読んでも、じゃぁ、どんな格好をしていいの??って感じだし、

多分出版にあたって最後に書き足した最終章の最後のお言葉が・・・

その人に似合っている・・・それこそがスタイルがあるってことなのだ。(中略 ) スタイルのある人は朝、服選びやコーディネイトに悩まない服の買い物もスムーズで無駄な服もあまり買わない。したがってストレスをためないのだろう。いつも穏やかで幸せそうな顔で生きられる。だから愛され幸せになる。そして人生がぐるりと丸ごとうまく回る・・・。それこそがスタイルの力なのである。(注;少し表現をかえたところがあります)

ものすごく抽象的~。その答えがわかってたら苦労しないよ!! もちろん本を読んだくらいでわかるほど簡単では無いんですけどね。

やはりBEAUTY本は買うものではない。というのが私の結論でした。

少しオシャレがしたくなってきたのはいい影響でしたが056.gif
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by catitude | 2009-04-19 14:50 | 書籍

『スコルタの太陽』 ロラン・ゴテ著

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『スコルタの太陽』 
   ロラン・ゴテ 著  新島進 訳

ずいぶん前に新聞の書評で見かけてから本屋に行くたびに探していた本です。

アマゾンで買えばいいのでは・・・、もしくは本屋で取り寄せてもらうとか・・・今時本を1冊買うのに1年近く探すなんてありえないことかもしれません。


でも、手に取って、そしてその時の気持ちとなんらかの反応を感じてから買いたい。この本はなぜかそんな風に思っていたので先週末書店で見かけたときはとても嬉しかった!


[太陽の熱が大地を切り裂くかのようだった。 オリーブの木をそよがせる風ひとつない。なにもかもがじっと動かなかった。丘のにおいは消えうせていた。 石が熱にうめいている。・・・(中略)・・・・ 午後の2時、大地は火刑に処されていた]

簡潔で力強く重厚な書き出し。熱や匂いがあふれ出る文章。


南イタリアの貧しい漁村を舞台にそこで暮らす一族の物語です。


どんなに過酷でもそこから出ることなく『汗を味わい、人生を一から築き上げる』宿命を背負った一族。


3人称で一族の風景と歴史を力強く物語り、一人称で語られる老婆カルメーラのモノローグが一族に生きる一人の人間としての風景を優しく語ります。

生きるということ。 そんな普遍的なテーマを臆せず前面に出しているスケールの大きい作品でした。


待った甲斐があったと大満足な一冊。2004年のゴングール賞受賞した作品です。

原文でも読んでみたいです。


ゴングール賞は若手の登竜門といわれる賞なので当然かもしれませんが、作者が若いんです。私と同年代!
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by catitude | 2009-04-04 19:44 | 書籍
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食べ物、本、映画、旅行など備忘録がわりに


by catitude
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