大地はオレンジのように碧く

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フランス的テーマパーク Puy du Fou

テーマパークより絶叫マシーンを好むアラフォーの私ですが、今から去ること1ヶ月、

Puy du Fou

というテーマパークに彼と学校(既に私は卒業したけど)の友人と行ってきました。

このテーマパーク、夏場しか開園していません、が、フランスで知らない人はいないくらい有名なテーマパークです。

1978年開園なので、東京ディズニーランドより古いんです。

フランス国内のテーマパークランキングでは1位を記録することも少なくありません。2位はポワチエにあるフュチュロスコープ(Futuroscope)が定位置、ディズニーランドはその次あたり。。かな??

入場者数が人気に比例しないのは、夏しか開園していないということに加え、フランスの西の端、しかもど田舎にあるためフランス滞在の短い外国人旅行者向けではないということもあると思います。


彼の実家がこのテーマパークから5キロ弱と超ご近所ということもあり、

「そんじゃぁ、行ってみる??」

って感じで行ってきました。

実は私は10年以上前に何度か行っています。(詳細に関しての記憶はかなり曖昧だけれど)

が、毎年アトラクションや施設の追加があったりしているらしく

彼曰く

「全然、10年以上前とは別物だよ」

とのことで、

インターネットで入場券を事前購入。(ネット購入の方が少しお得です。)

昼のグランドパークと夜のショー、La cine cenie は別料金。

因に、

入場券は昼のグランドパークの券は開催期間中いつでも使えますが、夜のショーは席も同時に予約するので日にちが限定されます。払い戻しが効かないんでかなりギャンブリング。。(因に雨でも嵐でもショーは決行されます。キャンセルになったのは過去一度のみ、らしいです。)


またもや奇跡の晴天に恵まれ、(この夏は稀)

冗談で用意した帽子が大活躍!!!

観客席では飲み物に加え帽子も売られていて、飛ぶように売れていました。


ゲート近くに置かれているパンフレットは必ず貰いましょう。

園内地図と全てのアトラクションのタイムテーブルが記載されていて、これ無しでは無駄に時間を浪費することになります。

ほとんどのアトラクションは開園時間が綿密にプログラムされた鑑賞タイプなので、入場者数がかなりある週末に行ったので、

「もの凄く、並ばないとダメなんじゃない??」

「ちょこっとしか見れないんじゃない??」


って思ってしまいましたが、

案外、全部見ることが出来ました。(途中、走ったりしたけれど。。。)

La Signe Du Triompheというローマ時代のコロセウムを模した会場での映画「グラデュエーター」的なショー。

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騎馬レースはなかなかの迫力、

他は猛獣との戦いはライオンと虎がチラっと遥か遠くを歩いているのを見えただけで、PR映像とは随分違っていました。残念〜〜。

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大抵のショーにはストーリーがあって、

これは、ローマから迫害されているキリスト教徒の娘に恋したローマの若者。
皇帝から「戦いに勝利したらお前と娘に自由を与えよう」的な事を言われていろんな戦いに臨み、勝利を勝ち取る系。(ありがち。。。)

基本的にほぼ全てのショーは陳腐な恋愛ストーリが絡んでいる感じでした。
さすが、お腐乱す。

私が一番テンションが上がったのは、

Le Bal Des Oiseaux Fantomes という猛禽類のショー。これは昔に行った時も感激したのを覚えてます。

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鷹、鷲、コンドルまでもが頭上を飛ぶ飛ぶ!!!

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頭の上にも乗る乗る!!!

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このステージにある廃墟風の建物の跡、(お姫様が出てくるあたり)

本物の廃墟らしいです。(写真ないけど。。。)

その他、写真撮影が禁止されていたので撮れなかったけれど、

Mousquetaire de Richelieu という屋外のショーもかなりお薦めです。光と水を使ったショーはとっても幻想的でした。(トイレもきれい)

その他にもたくさんのショーがあり1日があっという間。。

全部見終わった所で、車に戻り用意して来たピクニックで腹ごしらえをした後、夜のショーを見に繰り出します。


Puy du Fou の代名詞といって過言ではないこのショー

金曜と土曜の夜のみ、日没を待って開演されるので日の長い6、7月は10時半以降となります。(私が行ったのは7月最後の土曜日、アウチ、、)


昼のショーはプロの役者によるものですが(つまりギャラを払っているということ)

夜のショーは全てボランティア

役者も切符きりもスタンドでキャンディー売ってる人も会場整備も衣装係も全てです。

彼も彼の弟も役者の一人として参加した経験があります。

田舎の素人によるショー、、、期待薄そうな匂いがしますが、

どっこい、

素晴らしいの一言。

会場は屋外のステージとしては世界1の規模。

観客席も野球場並みの広さ。
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本物のお城をバックステージにこの地域の歴史が語られ、おびただしい数の人、動物が繰り広げる光と音楽のショー。

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フランス語で語られるので分からないと少々厳しいのですが、英語、スペイン語の音声ガイドがありますし、視覚的に十分楽しめます。


ただ、せっかくなので、この地域の少し特殊な歴史(特にフランス革命期)を知っておいた方がより楽しめるし、感動します。(実は感動して後半チョッピリ泣いてた私。。)

旅行をする時は出来るだけその土地のバックグラウンドに関する知識があった方が充実度が高いと思うので、、、





このあたりはフランス革命時、王統派として革命軍に対抗した地域です。

フランス革命…。対外戦争と王侯貴族の無駄遣いで疲弊した財政と庶民の困窮をよそに、贅沢三昧をやめない王侯貴族。怒った民衆が武器をとり、王侯貴族を権力の座から引き摺り下ろし、自由、平等、博愛を歌う素敵な市民社会を作りましたとさ(^∇^)

革命記念日の7/14は祝日で、パレードだってやっちゃうよ(^∇^)

って言うのが、一般的な知識ではないかと思います。

しかし、実際はと言うと、中国の文化大革命をイメージすると、その軌道を逸した感じがわかりやすいと思うけど…

最初の理念の素晴らしさとはうらはらに、次第に新たに権力を握った階層が暴走を始めました。

お金持ちと言う理由で人を殺し、その財産は革命の名の元に強奪。

教会の焼き討ちや聖職者の処刑も横行します。

信仰心のとりわけ厚いこの地域は、そんな革命軍に抵抗したのです。

結果、ジェノサイドと言っても過言でないほどの惨い殺戮が繰り広げられました。

この、輝かしい革命の暗部と言っていいこの出来事は、フランスの歴史から葬り去られていました。(多分、フランス人も知らない人が多いと思います)

このショーは誇り高いヴァンデアン(ヴァンデ県民)の心意気を感じるショーでもあります。

是非、フランス西部に夏期に訪れる予定のある方、ご覧になってみてください。
今年からパークに隣接した宿泊施設もオープンしたのでより訪れやすくなりましたよ^^
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by catitude | 2011-08-30 18:02 | 日々のこと
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