catitude的 号泣MOVIEs
人前で涙を流すことは皆無に等しい私ですが、
映画を観て泣いてしまうことは結構あります。
涙ぐむ程度で済むものがたいていですが、中には涙が滝のように出てしまうものがあります。
私にとっての号泣MOVIEをご紹介~。(年代順です)
『二十四の瞳』 (1954 日本)
戦争物ですね。。。日本のお話なので時代こそ違えど感情移入はすんなりです。
最後、同窓会で目の見えなくなった生徒の一人が、集合写真を指でなぞりながら「だれだれはこんな顔をしてて、、」ってまるで見えているかのように話すシーン。何年経っても色あせない幸せな日々があればどんなにつらい現実にでも立ち向かうことができるのね。。。うっ・・・書きながら画面がぼやけてきた・・・
やはり1954年版の高峰秀子が出ているのが一番です!
『さよなら子ども達』 (1988 フランス)
第二次世界大戦下のフランスの寄宿舎を舞台にしたお話。とくれば、少年の友情・人間味あふれる教師・そしてナチスによるユダヤ人迫害の3点セットがもれなくついてきます。
ってところはその通りなんですが、抑制の効いた、でも職人技としか言いようの無い巧みな脚本と演出はクライマックスで見るものの心を丸裸にさせ、涙腺は大解放!
神父の最後のセリフがそのままタイトルになっています。ベネチア映画祭金獅子賞受賞作品
『ニューシネマパラダイス』 (1989 イタリア)
あまりにもベタなので恥ずかしいですが、やはりあのラストはほぼ条件反射で泣いてしまいます。
作品自体はとりたてて何がいいの?って感じだけれど音楽と美しいシチリアの景色。ラストうまいですね~。やられた!って感じ。アカデミー外国語映画賞受賞作品
『覇王別記』 (1993 中国・香港)
激動の近代中国を舞台にした美しく、激しく、悲しいお話。悲恋ってやはり泣けます。レスリー・チャンがいたからこそあの作品が出来たとしか思えないほどはまり役でした。パルムドール受賞作品
『秘密と嘘』 (1996 イギリス)
あの温かいラストシーンは大好き。泣くシーン(映画)ではないのだけど私は泣きます。毎回!有名な俳優が出ているわけでもないのにすべての役者が本当に最高でした。 イギリスの映画って私の中ではダークホース的存在かも。(でも最近のケン・ローチは少し苦手・・)
マイク・リーの作品って普通の人を普通に描いているのに、ものすごく温かい気持ちになる映画ばかり。パルムドール受賞作品
『ダンサー イン ザ ダーク』 (2000 デンマーク)
無慈悲な世界と温かい人間性の対比。過酷な現実と夢の世界の対比が鮮明に描かれていて本当にすばらしい作品でした。ミュージカルという大衆娯楽的なカテゴリーを社会と人間愛を掘り下げるヒューマンドラマへと大きく昇華させたといっていい作品だと思います。
とにかく死刑台に連れて行かれ死刑が執行されるまでのビョークを初め全員の演技がすごくって、映画館で「もう!止めて~~!」って叫びたくなるくらい怖かったの。気がついたら大泣きでした。
『デッドマンウォーキング』も凄かったけど死刑について本気で考えた一本でもあります。あまりにも苦しくなるので怖くって劇場で1度観たきりです。パルムドール受賞作品
思いつくのはこの5作品。 すべて製作国が違うって(笑) しかもアメリカからのエントリーはなし・・・ 意図しているわけでなく本当に偶然。。。
そこに新たにアメリカからのエントリーが!!
『遠い空の向こうに』 (1999年 アメリカ)
いつもの通りTSUTAYAのレンタルシステムで届いたので、「これ、何だったっけ?? そうか!ジェイク・ジレンホールが出てるから予約したんだ。」
てな 具合で予備知識ゼロで観たんですが、と~~っても良かったです。
1957年 アメリカ ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱町が舞台のお話。(実話がベースです)
時代は米ソの冷戦時代。その象徴が核兵器開発と宇宙開発。
ソ連の人工衛星スプートニクを見た高校生のホーマー(19歳のジェイクが演じています。超カワイイ)は
「ロケットを作りたい!」って夢を抱きます。
彼の暮らす街は炭鉱の街。父親は生粋の炭鉱マン。厄介なぐらい頑固親父ですが、正義感が強く、公正で何より炭鉱堀の仕事に誇りを持っています。
息子も当然高校卒業後は炭鉱で働くのが当然であり幸せだと信じていますから、ロケットに夢中になるホーマーとの間には葛藤が。。。
炭鉱の街のお話って、貧しいけれど暖かい人々、頑固な親父、夢見てひたむきに努力する青少年 って言うのがセットになっていますね・・・
『リトル・ダンサー』 『ブラス!』 『フラガール』がまさにそう。。 青少年は出てこないけど 『フル・モンティ』も炭鉱の街の話ですね。
しかも実話が元になっているハートウォーミングなお話しが多いです。 この作品もその通り!
夢に向かってひたむきに努力を重ねるホーマーと友人達の爽やかさ、彼らを後押しする教師を初めとする街の人々そして家族の温かさ。
初めは誰からも相手にされないけれど、真直ぐに夢に向かう姿に町全体が応援モードになっていく様に涙が滲み始め
ラストに向かっていくにしたがって涙が止まらなくなり、最後は画面がぼやけてしまって・・・
ご贔屓のジェイクの演技は爽やかでステキでした。 でも父親役のクリス・クーパーなくしてこの感動は無かったと断言してもいい位のすばらしい演技。
特に、ホーマーが父親を受け入れたことを懸命に伝えるセリフ(このセリフ本当にいいです。)
I mean, we don't see eye to eye on just about anything.
But I come to believe that Igot it in me to be something in this world.
And it's not because I'm so different from you either,
It's 'cause I'm the same.
I can be just as hardheaded and just as tough.
I only hope Ican be as good a man as you are.
I mean, sure, Dr.von Braun is a great scientist, but he isn't my hero.
オレと親父はすべてにおいて正反対さ、
だけど、オレは親父とは別の世界でスゴイヤツになれるって思うんだ。
それって、親父と違っているからじゃあなくって似ているからなんだよ。
同じくらい頑固者ってところがね!
オレは親父みたいにいい人間になりたいと心から思っているよ。
つまり何が言いたいかって、Von Braun博士は偉大な科学者だけどオレのヒーローじゃあないよ。(←憧れの科学者との対面をホーマーが果たしたことを父親が「ヒーローに会ったんだって?」って言ったのを受けてのセリフ。オレのヒーローは親父だと言いたいのがよーく伝わってきます。)
を聞いた後、クーパーが炭鉱に下りていく時に見せる表情が最高で・・・
この話はアメリカの教科書にも掲載されているくらい、とっても古き善きアメリカのお話。 主人公はNASAの技術者になるんだからまさにアメリカンドリーム!温かい気持ちになります。
過去の私的泣ける映画殿堂入りの6作品は、チョット癖があるというか、好き嫌いが出てしまう作品なんですが、さすがハリウッド!『遠い空の向こうに』は号泣度は個人差がるとおもいますが、万人ウケする(嫌な言い方だけど。。。)気持ちのいい作品なのでおすすめです。
皆さんにも号泣MOVIEってありますか??
映画を観て泣いてしまうことは結構あります。
涙ぐむ程度で済むものがたいていですが、中には涙が滝のように出てしまうものがあります。
私にとっての号泣MOVIEをご紹介~。(年代順です)
『二十四の瞳』 (1954 日本)
戦争物ですね。。。日本のお話なので時代こそ違えど感情移入はすんなりです。
最後、同窓会で目の見えなくなった生徒の一人が、集合写真を指でなぞりながら「だれだれはこんな顔をしてて、、」ってまるで見えているかのように話すシーン。何年経っても色あせない幸せな日々があればどんなにつらい現実にでも立ち向かうことができるのね。。。うっ・・・書きながら画面がぼやけてきた・・・
やはり1954年版の高峰秀子が出ているのが一番です!
『さよなら子ども達』 (1988 フランス)
第二次世界大戦下のフランスの寄宿舎を舞台にしたお話。とくれば、少年の友情・人間味あふれる教師・そしてナチスによるユダヤ人迫害の3点セットがもれなくついてきます。
ってところはその通りなんですが、抑制の効いた、でも職人技としか言いようの無い巧みな脚本と演出はクライマックスで見るものの心を丸裸にさせ、涙腺は大解放!
神父の最後のセリフがそのままタイトルになっています。ベネチア映画祭金獅子賞受賞作品
『ニューシネマパラダイス』 (1989 イタリア)
あまりにもベタなので恥ずかしいですが、やはりあのラストはほぼ条件反射で泣いてしまいます。
作品自体はとりたてて何がいいの?って感じだけれど音楽と美しいシチリアの景色。ラストうまいですね~。やられた!って感じ。アカデミー外国語映画賞受賞作品
『覇王別記』 (1993 中国・香港)
激動の近代中国を舞台にした美しく、激しく、悲しいお話。悲恋ってやはり泣けます。レスリー・チャンがいたからこそあの作品が出来たとしか思えないほどはまり役でした。パルムドール受賞作品
『秘密と嘘』 (1996 イギリス)
あの温かいラストシーンは大好き。泣くシーン(映画)ではないのだけど私は泣きます。毎回!有名な俳優が出ているわけでもないのにすべての役者が本当に最高でした。 イギリスの映画って私の中ではダークホース的存在かも。(でも最近のケン・ローチは少し苦手・・)
マイク・リーの作品って普通の人を普通に描いているのに、ものすごく温かい気持ちになる映画ばかり。パルムドール受賞作品
『ダンサー イン ザ ダーク』 (2000 デンマーク)
無慈悲な世界と温かい人間性の対比。過酷な現実と夢の世界の対比が鮮明に描かれていて本当にすばらしい作品でした。ミュージカルという大衆娯楽的なカテゴリーを社会と人間愛を掘り下げるヒューマンドラマへと大きく昇華させたといっていい作品だと思います。
とにかく死刑台に連れて行かれ死刑が執行されるまでのビョークを初め全員の演技がすごくって、映画館で「もう!止めて~~!」って叫びたくなるくらい怖かったの。気がついたら大泣きでした。
『デッドマンウォーキング』も凄かったけど死刑について本気で考えた一本でもあります。あまりにも苦しくなるので怖くって劇場で1度観たきりです。パルムドール受賞作品
思いつくのはこの5作品。 すべて製作国が違うって(笑) しかもアメリカからのエントリーはなし・・・ 意図しているわけでなく本当に偶然。。。
そこに新たにアメリカからのエントリーが!!
『遠い空の向こうに』 (1999年 アメリカ)
いつもの通りTSUTAYAのレンタルシステムで届いたので、「これ、何だったっけ?? そうか!ジェイク・ジレンホールが出てるから予約したんだ。」
てな 具合で予備知識ゼロで観たんですが、と~~っても良かったです。
1957年 アメリカ ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱町が舞台のお話。(実話がベースです)
時代は米ソの冷戦時代。その象徴が核兵器開発と宇宙開発。
ソ連の人工衛星スプートニクを見た高校生のホーマー(19歳のジェイクが演じています。超カワイイ)は
「ロケットを作りたい!」って夢を抱きます。
彼の暮らす街は炭鉱の街。父親は生粋の炭鉱マン。厄介なぐらい頑固親父ですが、正義感が強く、公正で何より炭鉱堀の仕事に誇りを持っています。
息子も当然高校卒業後は炭鉱で働くのが当然であり幸せだと信じていますから、ロケットに夢中になるホーマーとの間には葛藤が。。。
炭鉱の街のお話って、貧しいけれど暖かい人々、頑固な親父、夢見てひたむきに努力する青少年 って言うのがセットになっていますね・・・
『リトル・ダンサー』 『ブラス!』 『フラガール』がまさにそう。。 青少年は出てこないけど 『フル・モンティ』も炭鉱の街の話ですね。
しかも実話が元になっているハートウォーミングなお話しが多いです。 この作品もその通り!
夢に向かってひたむきに努力を重ねるホーマーと友人達の爽やかさ、彼らを後押しする教師を初めとする街の人々そして家族の温かさ。
初めは誰からも相手にされないけれど、真直ぐに夢に向かう姿に町全体が応援モードになっていく様に涙が滲み始め
ラストに向かっていくにしたがって涙が止まらなくなり、最後は画面がぼやけてしまって・・・
ご贔屓のジェイクの演技は爽やかでステキでした。 でも父親役のクリス・クーパーなくしてこの感動は無かったと断言してもいい位のすばらしい演技。
特に、ホーマーが父親を受け入れたことを懸命に伝えるセリフ(このセリフ本当にいいです。)
I mean, we don't see eye to eye on just about anything.
But I come to believe that Igot it in me to be something in this world.
And it's not because I'm so different from you either,
It's 'cause I'm the same.
I can be just as hardheaded and just as tough.
I only hope Ican be as good a man as you are.
I mean, sure, Dr.von Braun is a great scientist, but he isn't my hero.
オレと親父はすべてにおいて正反対さ、
だけど、オレは親父とは別の世界でスゴイヤツになれるって思うんだ。
それって、親父と違っているからじゃあなくって似ているからなんだよ。
同じくらい頑固者ってところがね!
オレは親父みたいにいい人間になりたいと心から思っているよ。
つまり何が言いたいかって、Von Braun博士は偉大な科学者だけどオレのヒーローじゃあないよ。(←憧れの科学者との対面をホーマーが果たしたことを父親が「ヒーローに会ったんだって?」って言ったのを受けてのセリフ。オレのヒーローは親父だと言いたいのがよーく伝わってきます。)
を聞いた後、クーパーが炭鉱に下りていく時に見せる表情が最高で・・・
この話はアメリカの教科書にも掲載されているくらい、とっても古き善きアメリカのお話。 主人公はNASAの技術者になるんだからまさにアメリカンドリーム!温かい気持ちになります。
過去の私的泣ける映画殿堂入りの6作品は、チョット癖があるというか、好き嫌いが出てしまう作品なんですが、さすがハリウッド!『遠い空の向こうに』は号泣度は個人差がるとおもいますが、万人ウケする(嫌な言い方だけど。。。)気持ちのいい作品なのでおすすめです。
皆さんにも号泣MOVIEってありますか??
by catitude
| 2009-11-12 15:21
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